アイコン 「一澤帆布」/兄弟喧嘩で従業員に迷惑かけるな/京都

経営権をめぐる兄弟の骨肉の争いが、最高裁で決着した京都の老舗かばんブランド「一澤帆布」の従業員らが、「説明なく自宅待機を命じられ賃金をカットされた」として目減りした賃金の支払いなどを求める訴えを京都地裁に起こした。

訴えを起こしたのは京都の老舗かばんブランド「一澤帆布」の女性従業員7人。
「一澤帆布」を巡っては先代の社長の長男と三男が経営権をめぐって争い、ことし6月、最高裁で三男側の主張を認める判決が確定した。
 判決のあと、会社の経営権が長男から三男に移ったが、新たなかばんブランドを作った三男はことし7月「一澤帆布」の操業を停止、従業員6人が自宅待機を命じられて賃金カットが続いているという。
一方「一澤帆布」では「一澤帆布のものづくりが変わっており、事業再開のめどがたたない。従業員に対しては退職金の支払いも含めて誠実に対応してきたつもりなので残念だ」とコメントしている。
 雑誌にいろいろ取り上げられ、ブランドが全国区化したが、この会社もお仕舞いだろう。地元住民や坊さん相手にせっせと昔ながらに製造していた「一澤帆布」の暖簾も台無しだ。 
お寺さんから貰ったけど、物は雑誌が流行らせたまでのこと。
 福岡の千鳥饅頭さんも落ち着いたけど同じことであった。先代が遺言を書かなかったばかりに喧嘩に明け暮れ、その間、時も移ろい、暖簾も陰る。
 経営教訓:事業が旨くいっている会社の社長は必ず遺言書を作っておこう。
 

[ 2009年12月 2日 ]
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