アイコン 穴吹一族会社⑤/穴吹興産・穴吹カレッジグループ

穴吹穴吹一族は、穴吹工務店グループと穴吹工務店の代表であった穴吹英隆氏の実弟が経営する穴吹興産グループ、それに母親キヌエ氏が経営する3つのグループに大別される。
元々一つであった穴吹工務店グループは、2000年に弟が兄から離脱した際、母親も専修学校を持って離脱して三グループに分かれている。

 

穴吹興産は上場企業であるため割愛するが、母親が経営する穴吹カレッジグループは次の通りコメントしている。
「穴吹工務店、穴吹興産、穴吹カレッジグループは、穴吹工務店創業者である故穴吹夏次氏が創業、創設したため、同じ「穴吹」という名称を用いております。
しかしながら、没後それぞれの後継者が引き継ぎ、現在では完全に独立したグループとなっております。
当社は、専門教育、社会人教育、進学塾、ソフト開発等教育関連事業を中心に行う穴吹カレッジグループの一員(穴吹テレコム)として運営しており、企業マークも、コーポレートブランドの差別化を図るべく、平成14年10月にマークを一新し、穴吹工務店グループとの違いをより明確にしております。
穴吹工務店、穴吹興産、穴吹カレッジグループの三者間には、資本関係や債務保証等の重要な締結等は一切なく、グループをまたいでの人事異動も行われません。
以上のことから、本件につきまして、当社の事業及び業績への影響は一切ございませんことをお知らせ申し上げます。」
としている。
 ※穴吹カレッジグループの学校(主に専修学校)は学校法人で運営されており、その数は麻生元首相のお膝元の麻生塾の比ではない。全国に展開するハレンチ学園の都築学園並みである。
 
参考、穴吹興産グループの事業
(1)       不動産関連事業
 「アルファ」シリーズの分譲マンションの販売を主に手掛けている。また、本社のある香川県では、戸建て分譲、注文住宅の受注、アパートの受注も展開している。
(2)人材サービス関連事業
 ジャスダック上場のクリエアナブキが手掛けており、人材派遣、有料職業紹介、業務処理請負を展開している。
(3)施設運営事業
 ホテルやフィットネスクラブなどの各施設を100%子会社・穴吹エンタープライズが香川県の高松市やさぬき市を地盤として運営している。サービスエリアや国民宿舎はさぬき市SA公社より運営を受託。
<ホテル>
 高松国際ホテル、ロイヤルパークホテル高松、ロイヤルパークホテル高松アネックス、岡山パークホテル
<フィットネスクラブ>
 穴吹フィットネスクラブ、クアタラソさぬき津田
<国民宿舎>
 クアパーク津田
<サービスエリア>
 高松自動車道の津田の松原サービスエリア
<ゴルフ場>
 アルファ津田カントリークラブ(03年7月に旧高松スポーツ振興カントリーから全株式を取得)
(4)その他事業
 クリエアナブキが旅行業務などを手掛けている。
(2) 穴吹興産のグループ傘下企業
あなぶきホームプランニング・穴吹不動産流通・あなぶきリアルエステート・あなぶきトラベル・クリエアナブキ・プランドゥ穴吹・あなぶき興産九州・穴吹インシュアランス・穴吹エンタープライズ・旅館くらしき(支援先)・倉敷珈琲館(支援先)などがある
 
こうしてみて見ると、弟の忠嗣氏は兄の英隆氏を追うような展開をしている。まだ自社株買いなど行い資金にゆとりがあるようであるが、不況下での九州での急な展開は、血は争えないと見る。今回の兄の会社破綻により、同社は謙虚に事業は進めるべきであろう。
一方、穴吹カレッジグループを率いる母親のキヌエ氏は、既に相続対策を済ませていると見え、総代表はしているものの個人での持株は非常に僅少となっている。
 
親子の関係では、母親キヌエ氏の会社は、長男の英隆氏の会社の(先般まで)会長であったこと、次男の忠嗣氏の会社とはアルファシリーズマンションの管理事業を委託されていた関係がある(現在新規物件の委託はない)。
穴吹工務店の将来を予期していたのか、現在はそれぞれ関係を持っていない。母親グループ会社には兄弟が個人でそれぞれ株主になっている会社もあるが、経営権を牛耳るほどの株は有していない。
 
[ 2009年12月 7日 ]
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