アイコン 巨額脱税容疑で主犯逮捕・ほか在宅起訴へ/下関市と水巻町の食肉販売会社

輸入豚肉の差額関税制度を悪用した脱税事件。11月20日脱税容疑で名古屋地検特捜部に逮捕された元大手食肉加工会社社員赤荻和夫容疑者とともに豚肉を輸入した会社社長ら2人が赤荻和夫容疑者に頼まれて名義を貸したと供述。

赤荻和夫容疑者の拘留期限が切れる10日に起訴する。名義貸した2人は在宅起訴の見通しである。
赤荻和夫容疑者の逮捕容疑は、2006年2月までの約1年間に、赤荻和夫容疑者が山口県下関市と福岡県水巻町の食肉会社2社の名義で、チリから豚肉約1万1200トンを輸入。
実際の安い価格で輸入した豚肉を、高い価格で輸入したようにして、関税額が約24億2600万円にもかかわらず、約2億6500万円とした虚偽の輸入申告書を申告、差額の関税約21億6000万円を脱税したとされる。
 特捜部は赤荻容疑者が、食肉業界で知り合った社長ら2人に名義貸しを働き掛けたとみている。同容疑者は別に同様の手口で20数億円を脱税していた疑いもあり、裏付け捜査をしている。
 差額関税制度では、基準価格より安い豚肉を輸入するほど関税が高くなる。

以上、中日新聞社等に掲載分
 

[ 2009年12月10日 ]
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