太平洋セメント③、希望退職者500名を募る
2、 組織人員体制の見直し
① 人員体制の見直しの骨格は現行3,238名の従業員を今9月末までに2,500名を目
標とする。
② 希望退職者500名を7月1日から8月20日まで募るとしている。
③ 人員削減のための各種費用は140億円を見込み、年間の改善効果は40億円を見
込む。
3、物流の合理化
① セメント運搬船を現行36隻から31隻に5隻減らす。
② サービスステーションを現行123ヶ所から99ヶ所に減らす。
③ そのための設備減損処理で25億円、その改善効果は20億円発生するとしている。
4、営業体制
現在10支店を8支店に減じる。
その他アメリカ子会社を含んで細かに発表されているが、以上がおおよその概要である。
元麻生首相のお膝元、麻生セメント(現、麻生ラファージュセメント)は、既にグローバル企業であるラファージュと組み、徹底した合理化を済ましている。今期利益が出るかどうかは別にして、その徹底振りは学ぶ面があると思われる。交際費も全役員・幹部・営業の垣根なしに一切ZEROである。勘定科目もない。
[ 2010年4月 2日 ]
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