アイコン 日成ビルド工業/ゼネコンランキング株価編W10

同社の株価は、昨年11月27日40円まで下がったが、それから持ち直し今では61円と回復基調にある。今期業績予想は同社の得意とするプレハブ(60%)の需要も駐車場建設(40%)も不況により大幅に減じている。しかし、鋼材等の材料値下がりなどもあり、利益は大きく改善、3期ぶりに黒字計上する予想である。

自己資本も前期91億30百万円有し、同率も30%以上と財務内容は安定している。本社は金沢市にあるためか、減損処理などもそれほど大きくなく、今期で終えると思われる。懸念材料は少ないが、売上高が減じているだけに人気化には乏しい。しかし現在株式市場では、低下株の見直しが行われており、それに乗ずれば今期利益回復から上値余地はある。ところが社長であるオーナーの森岡代表の持株比率が少なく浮動株が多い点も上値圧迫要因となっている。

連結/百万円
073月期
083月期
093月期
10/3月期予
売上高
27,078
25,116
24,502
18,700
営業利益
738
-233
94
400
経常利益
771
-160
41
460
当期利益
701
-443
-268
130
総資産
29,679
28,668
27,028
 
自己資本
10,870
9,803
9,130
 
資本金
7,002
7,002
7,002
 
有利子負債
5,865
7,949
7,799
 
自己資本率
36.60%
34.20%
33.80%
 

同社は仮設住宅や仮設校舎などのリース・販売も行っている。
 
[ 2010年4月 2日 ]
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