大成建設/第①四半期 何か落としているのだろう
いくら第①四半期といっても殆ど工事進行基準による2,641億円の売上高に対して、44億円の営業利益はないであろう。何か落としているのであろうか。それとも破格値受注の赤字工事が殆どであったのだろうか。
同社は、当第1四半期の経営成績について、売上高は、主として当社の土木事業及び建築事業の減少により前年同期比17.1%減の2,641 億円となったものの、売上総利益は当社の建築事業の利益率改善等により同18.4%増の233 億円となり、通期の業績予想に対する進捗率は各々19.3%、20.0%。一方、恒常的に発生する販管費は前年同期比8.9%減の189 億円(進捗率22.8%)となったことから、営業利益は44 億円(進捗率13.0%)。また、円高の進行に伴う為替差損の発生により、経常利益は13 億円(進捗率5.7%)、四半期純損失は6 億円となったとしている。
販管費の8.9%減はすごいの一言。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年3月期第①四半期
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318,709
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-1,045
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-2,631
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-683
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11年3月期第①四半期
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264,110
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4,432
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1,310
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-635
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前第①四半期比
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82.9%
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11年3月期予想
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1,370,000
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34,000
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23,000
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12,000
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[ 2010年8月 7日 ]
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