アイコン 梅の花/第③四半期 梅野社長の叩き上げのすごさか 

同社は、豆腐料理を主とする女性客中心のメニューの「梅の花」店舗が主。消費不況による外食産業の殆どが不振に陥る中、同社は売上高を落とさず、利益も改善させている。梅野社長の底力が現場に浸透しているものと思われる。 
同社は、「熱さ、スピード、タイミング」を重視した料理の提供と「心からの笑顔で本当に心からサービスする」ことを心掛けて取り組んだ。販売強化策として、2月の節分で「恵方寿司」、3月は雛祭りにちなんだ「ちらし寿司」の販売にグループ全体で取り組んだ。また、外食事業においては2ヶ月毎に販売コンテストを開催し売上高の拡大を図った。店舗の出退店については、外食事業3店舗出店、テイクアウト事業7店舗出店及び1店舗退店、当第3四半期末の店舗数は、236店舗(FC店1店舗含む)。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高218億84百万円(前年同期比100.9%)、営業利益6億20百万円(前年同期比200.0%)、経常利益5億12百万円(前年同期は経常利益48百万円)、四半期純利益3億46百万円(前年同期比235.0%)となっている。

(外食事業):広告販促手段をテレビコマーシャルに重点を置き、記憶に残る内容で「料亭と居酒屋の中間」という店舗イメージを発信し、気軽にご来店頂けるお店をアピール。また、夜の来客数の増加を目的として、一部の店舗で昼のランチメニューを夜の時間帯に提供、来店しやすい環境を作り席の回転率の向上を図った。ドリンクメニューは、女性を対象とした美容と健康をテーマにコラーゲンドリンク、りんご酢ドリンク、マンゴーミルク等の開発と今流行のハイボールを追加、また冬の限定として「ゆず」をテーマに身体が温まるお酒やソフトドリンクを提供し、客単価アップを図った。
外食事業の全店舗数は78店舗、売上高は137億99百万円(前年同期比102.0%)、営業利益12億69百万円(前年同期比112.1%)。

 (テイクアウト事業): 出店及び退店は、「寿司テイクアウト店」は、10月に「尼崎阪神店」、12月に「ららぽーと横浜IY店」、6月に「北砂アリオ店(東京都)」を出店し、1月に「梅田大丸店」を閉店し、134店舗。「梅の花テイクアウト店」は、4月に「上本町近鉄店」、6月に「なんば髙島屋店」を出店して18店舗。その他店舗は、10月に大阪工場に隣接した「工場直売所(大阪府)」、3月に「おしとり西の丘店(福岡県)」を出店し、6店舗となった。
テイクアウト事業の全店舗数は158店舗、売上高は80億85百万円(前年同期比98.9%)、営業利益57百万円(前年同期は営業損失1億40百万円)。
(07年百貨店主軸の持ち帰り寿司「古市庵」を子会社化している)

連結/百万
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年9月期第③四半期
21,699
310
48
147
10年9月期第③四半期
21,884
620
512
346
前第①四半期比
100.9%
200.0%
1066.7%
235.4%
10年9月期予想
27,703
503
263
136
09年9月期実績
28,327
239
-171
-211

[ 2010年8月18日 ]
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