アイコン 若築建設/第①四半期 佐藤工業の株売却額の計算根拠は???

同社は、佐藤工業の破綻後、佐藤工業に対して川田Tとともに10億円スポンサー出資(33.4%)していたが、佐藤工業が、09年9月会社更生法を終結させたため、今回出資していた持株2004万株のうち1800万株の売却をはかる。ところが、会社更生法下で債務免除等受け、優良企業に化かした佐藤工業の財務内容を、同社の決算で(持分法により)組み込んでいたことから、今回実際の株売却に伴い持分法適用会社の解除により、単独で36億円、連結で59億円の損失が発生するという。そのため今期予想も44億円の赤字予想となる。佐藤工業を再度上場させ、キャピタルゲインで解決すべきであったろうが、建設業界は先行きの不透明感は計り知れず、手放すものと思われる。
しかし、今回の売却は、今期決算の大赤字の原因でもあり、1株あたり何簿で売却するのか、その計算根拠については徹底的に株主が、同社に対して表明させる必要があろう。純資産方式 ⇒自己資本÷発行済株式総数×売却数による計算とは大きな大きなギャップがある。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期第①四半期
15,647
5
-336
-431
11年3月期第①四半期
14,062
1,095
1,644
1,404
前第①四半期比
89.9%
 
 
 
11年3月期予想
63,000
1,600
1,700
-4,450
10年3月期実績
65,449
994
1,436
-1,225

 
佐藤工業 決算  平成21年6月期(単独)/百万円
流動資産
148,703
流動負債
92,980
固定資産
9,637
固定負債
13,913
 
 
自己資本
51,447
総資産
158,340
総資本
158,340
 
 
 
 
自己資本率
32.5%
 
 
売上高
117,615
 
 
経常利益
1,572
 
 
[ 2010年8月18日 ]
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