積水ハウス/7月中間期 回復ぶり顕著 事業別説明付き
戸建住宅請負事業は、「グリーンファースト戦略」の積極的な展開を図るため、販売力強化を実施、拡販に努めた。この「グリーンファースト」は当第2四半期連結累計期間における戸建住宅の受注の約7割を占め、引き続き順調に推移している。
<不動産販売事業>
① 戸建住宅販売事業では、販売促進イベント「まちなみ参観日」を開催、販売強化を行った。ブランド力を活かし、「グリーンファースト戦略」についても積極的に展開。また、オーナーとともに地域のコミュニティーの醸成を図るイベントを開催、満足度を高めるとともに、付加価値の高い資産形成に努め、販売の推進を図った。しかしながら、地価下落等の影響を受け、受注は低調に推移した。
② 分譲マンション事業では、現在販売中のマンションについて、物件の魅力や付加価値等を訴求し販売を推進した。マンション市場は東京を中心に需要に動きが見られ、当社においても首都圏を中心に受注が順調に推移した。
③ オーストラリアのシドニー近郊で昨年開始したウェントワースポイントにおけるマンションの第1期分譲については、契約率が90%を超え順調に進捗、第2期の分譲についても4月に開始、販売計画を上回る進捗を見ている。
④ 都市再開発事業では、「本町ガーデンシティ」(大阪市)が6月に竣工し、また「ガーデンシティ品川御殿山」(東京都品川区)、「本町南ガーデンシティ」(大阪市)についても着実に工事が進捗した。
当事業の2011年1月中間期における売上高は、1,208億82百万円(前年同期比10.5%減)、営業損失は▲10億18百万円となった。
<不動産賃貸事業>
不動産賃貸事業は、積和不動産各社による当社シャーメゾンの一括借上げ及び管理受託戸数が堅調に増加した。賃貸住宅市場では入居率が全国的に低調に推移する中、引き続きオーナーへの資産価値の維持向上を目的としたリフォーム等の積極的な提案や、積和不動産各社の特約店と連携を強化し、グループ一丸となった営業活動を行った。この結果、東京や大阪等都市部を中心に高い入居率を維持することができた。また、新規供給物件についても、エリアごとの的確なマーケティングに基づくシャーメゾンタウンの提案等に努め、賃貸事業の収益の拡大を図った。
当事業の2011年1月中間期における売上高は1,882億98百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は73億71百万円(前年同期比3.1%減)となった。
(その他事業)
リフォーム事業については、「グリーンファースト戦略」の一環として、太陽光発電システムや高効率給湯器の設置等省エネルギー化を目的としたリフォームを積極的に提案する営業活動を行った結果、堅調に推移した。また、環境関連以外にも、多様化するライフスタイルに合わせ、オーナーの快適な暮らしをサポートするリフォーム提案を行った。
積和建設グループによるセカンドブランド「積和の木の家」も、地域に合わせた住宅の設計や、積水ハウスグループが今までに築いてきた信頼感等から、受注や引き合いが引き続き順調に推移した。
当事業の2011年1月中間期における売上高は、838億43百万円(前年同期比20.4%増)、営業利益は38億05百万円(前年同期比238.8%増)となった。としている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年1月期第②四半期 | 668,012 | 2,995 | 2,653 | -2,373 |
11年1月期第②四半期 | 738,777 | 26,382 | 25,784 | 13,622 |
前期②比 | 110.6% | 880.9% | 971.9% | |
11年1月期通期予想 | 1,475,000 | 55,500 | 55,000 | 30,000 |
10年1月期実績 | 1,353,186 | -38,754 | -38,758 | -29,277 |
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