アイコン 東建コーポレーション/第①四半期 黒字にはなったが・・・

同社の第①四半期における建設事業は、完成工事高は減少したものの、コストダウン効果により利益率には改善が見られました。一方、ナスラック㈱(旧、ナスステンレス)も水周り製品を中心とした外販売上高が前年同期と比較して減少しているが、利益率の改善に努めた。この結果、建設事業における売上高は242億98百万円(前年同期比12.0%減)、営業利益は13億16百万円(前年同期は営業利益0百万円)。

不動産賃貸事業は、サブリース経営代行システム(一括借上制度)による入居者からの家賃収入の増加、及び管理物件数の増加により、売上高は前年同期を上回ることができた。また、賃貸建物の当第1四半期連結会計期間末の入居率は93.8%となり、前年同期と比較して1.3ポイント改善。景気低迷の影響を受け、サブリース経営代行システムの支払家賃が増加傾向にあったが、入居率の改善に伴い、これらの収支状況も改善傾向にある。この結果、不動産賃貸事業における売上高は232億13百万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は6億86百万円(前年同期比258.1%増)。
リゾート事業は、「東建多度カントリークラブ・名古屋」及び「東建塩河カントリー倶楽部」における両ゴルフ場の総入場者数は、前年同期を上回ったものの、景気低迷の影響を受けて売上高は伸び悩んでおり、利益率の改善に努めた。この結果、リゾート事業における売上高は4億62百万円(前年同期比11.4%減)、営業利益は30万円(前年同期比48.3%増)となったとしている。
 同社の賃貸マンションは、都心部から若干離れた住宅街との狭間での展開が多く、不動産ミニバブル崩壊の影響は、レオパレスほどは受けていない。しかし、1.3%改善された空室率6.2%では、それほどの利益は出ていない。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年4月期第①四半期
49,337
-1,373
-1,186
-789
11年4月期第①四半期
48,211
567
759
660
前期①/比
97.7%
 
 
 
11年4月期通期予想
213,882
4,435
5,171
2,744
10年4月期実績
221,650
6,335
7,008
3,859
前期/予想比
96.5%
70.0%
73.8%
71.1%

[ 2010年9月 9日 ]
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