アイコン リンガーハット/中間期 好調推移 466店舗

厳しい外食産業の中にあり、ファストフードに近い業態の同社は、売上高を伸ばしている。
(長崎ちゃんぽん事業)
同社は、「日本の野菜」100%のメニュー展開や「日本の小麦粉」を100%使用したちゃんぽん麺の増量サービス等、顧客のニーズにあった商品展開を図るとともに立地特性に応じた諸施策を講じた。
ロードサイド型店舗では、新たにドライブスルー方式での商品提供を開始しており、今後実施店舖を拡大した。ビルイン型店舗では、お客さまから再販売の声が多かったお求めやすい価格の「東京流ちゃんぽん」390円を復活、ショッピングセンター内のフードコート型店舗では、6種類のフレッシュフルーツが選べる手作り杏仁豆腐「長崎あんにん」や点心類の販売を開始するなど積極的な商品展開をした。また、改装や老朽化設備の入替えを進めた。

その結果、8月の猛暑の影響はあったものの、当第2四半期連結累計期間の既存店売上高前年比は104.8%とすることができた。新規出店は、東北、北海道への初出店を含め、当第2四半期連結累計期間に計20店舗(うち直営16店舗、フランチャイズ4店舖)を出店した結果、当2四半期連結会計期間末の店舖数は466店舖(うち直営361店舗、フランチャイズ105店舖)。
(浜勝のとんかつ事業)
当事業では、5月に宮崎県で発生した口蹄疫による風評被害や猛暑の影響は大きく、当第2四半期連結累計期間の既存店売上高前年比は95.4%となった。新規出店は、当第2四半期連結累計期間に計2店舗(うち直営1店舗、フランチャイズ1店舖)を出店し、1店舖を閉鎖した結果、当2四半期連結会計期間末の店舖数は111店舖(うち直営91店舗、フランチャイズ20店舖)。
あと「長崎卓袱浜勝」という和食事業がある。長崎の観光客は、ちゃんぽん以外殆ど食していない(日本政策投資銀行調査)。同社は、長崎市内において、旅行社と提携して客誘導をはかり、本格的な卓袱料理を食する店舗を作ったら如何だろうか。意外と遠方から来る観光客には卓袱料理が知られていないものである。古い料亭を買収しての開業も良かろう。現行の長崎卓袱浜勝の名称では、とんかつの香りがする名称から変更、思案橋店以外にチャレンジして地元貢献を。
 

連結/百万円
経常収益
営業利益
当期利益
当期利益
10年2月期第②四半期
15,954
283
219
145
11年2月期第②四半期
16,830
673
583
445
前期②比
105.5%
237.8%
266.2%
306.9%
11年2月期予想
33,800
1,290
1,180
750

[ 2010年10月14日 ]
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