アイコン 介護ベッドで、死亡15件、重傷22件/パラマウントベッド他

消費者庁は、介護用ベッドの事故により次のような注意を喚起している。
介護ベッド用手すりのすき間に頭や首、手足などを挟む事故等に係る注意喚起について本年9月6日に、介護ベッド用手すりで外側に開いたグリップの内側に利用者の頭が入り、重傷を負う事故が発生した。
事故の原因については現在、調査中だが、当該製品は、平成4年から平成12年までの間に、パラマウントベッドが製造したもので、グリップ部には縦が約15cm、横が約34cmのすき間がある構造。そのため、同社は不意の動作により頭や首、手足がすき間に入り込むことを防止するため、平成13年10月から当該製品のすき間を埋めるためのT字型の簡易部品を無償で配布している。しかしながら、事故が発生した施設では、同社からの数度の連絡及び直接の文書の手渡しにもかかわらず、すき間を埋めるための簡易部品の入手をしていなかった。

パラマウントベッドが製造した介護ベッド用手すりでは、手すりのすき間に頭や首、手足など挟む事故等が、消費生活用製品安全法の重大製品事故報告・公表制度の施行(平成19年5月)から、これまでに7件(死亡2件、重傷5件(うち、本件事故と同様な内容の重傷事故1件を含む。))発生している。
また、同社以外の製品を含む介護ベッド用手すり全体では、手すりのすき間に頭や首、手足などを挟む事故等が、これまでに計37件(死亡15件、重傷22件)発生していると注意を促している。

[ 2010年10月 6日 ]
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