アイコン 九州の経営動向調査/西日本シティ銀行

西日本シティ銀行が、同行の主要取引先770 社(今回の回答社数365 社 回答率47.4%)を対象に行った経営動向の調査結果を10月13日発表した。なお、調査時期は9月1日。

① 景況感について
景況感は、22 年7~9 月期実績は、全産業で▲10.8%と、前回調査に比べ+3.2 ポイントの改善となった。前回調査に比べ、製造業では▲16.8%と▲13.0 ポイント悪化し、非製造業では▲8.6%と+8.7 ポイントの改善となった。前回予測と比較すると、全産業の22 年7~9 月期実績は、▲9.3 ポイントの悪化となり、先行き22 年10~12 月期にかけては、▲2.1 ポイントの悪化傾向にある。
② 売上高
売上高のの22 年7~9 月期実績は、全産業で▲11.8%と、前回調査に比べ+3.6 ポイントの改善となった。前回調査に比べ、製造業では▲14.8%と▲11.1 ポイント悪化し、非製造業では▲10.8%と+8.5 ポイントの改善となった。前回予測と比較すると、全産業の22 年7~9 月期実績は、+5.0 ポイントの改善となり、先行き22 年10~12 月期にかけては、▲1.5 ポイントの悪化傾向にある。
③ 収益
収益の22 年7~9 月期実績は、全産業で▲6.7%と、前回調査に比べ+10.5 ポイントの改善となった。前回調査に比べ、製造業では▲11.5%と▲7.9 ポイント悪化し、非製造業では▲4.9%と+16.8 ポイントの改善となった。前回予測と比較すると、全産業の22 年7~9 月期実績は、+9.8 ポイントの改善となり、先行き22 年10~12 月期にかけては、+3.2 ポイントの改善傾向にある。
④ 資金繰り
資金繰りの22 年7~9 月期実績は、全産業で▲0.3%と、前回調査に比べ+4.3 ポイントの改善となった。前回調査に比べ、製造業では8.4%と▲1.3 ポイント悪化し、非製造業では▲3.3%と+5.9 ポイントの改善となった。前回予測と比較すると、全産業の22 年7~9 月期実績は、+4.5 ポイントの改善となり、先行き22 年10~12 月期にかけては、▲1.2 ポイントの悪化傾向にある。
⑤ 在庫
商品在庫の22 年7~9 月期実績は、全産業で▲6.0%と、前回調査に比べ「過大」超幅が▲1.9ポイント拡大した。前回調査に比べ、製造業では▲19.0%と▲9.2 ポイント拡大し、非製造業では▲1.5%と+0.6 ポイントの縮小となった。前回予測と比較すると、全産業の22 年7~9 月期実績は、▲4.1 ポイントの拡大となり、先行き22 年10~12 月期にかけては、▲3.6 ポイントの拡大傾向にある。
⑥ 個人消費
現在の個人消費は、「良い」と回答した企業が5%であるのに対し、「悪い」と回答した企業は66%となっている。これを前回調査との比較でみると、「良い」は8%、「悪い」は65%であったのに対し、今回調査では「良い」が減少、「悪い」が増加し、現在の個人消費については前回調査より若干悪化となった。先行き3 か月後の個人消費は、「好転」すると回答した企業が10%であるのに対し、「悪化」すると回答した企業は31%となっている。これを前回調査との比較でみると、「好転」は24%、「悪化」は21%であったのに対し、今回調査では「好転」が減少、「悪化」が増加し、先行きについては前回調査より悪化傾向にある。
以上、抜粋

 

 

[ 2010年10月15日 ]
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