林原に焦げ付いた中国銀行/第3四半期と通期予想 30億円の純利益予想
林原の破綻ではメイン銀行の役割を果たせなかった中国銀行であるが、林原グループに454億71百万円焦付き、保全していない198億円を今期引き当てるとしていた。
第3四半期(12月)の決算では、後発の重要事象として、その198億円が引当金計上され、▲18億円の赤字となった。
なお、同社が中間決算で発表していた通期の経常利益は215億円であり、素直に198億円を処理すると17億円の経常黒字まで減じる。有価証券か不動産か何か処分して経常利益を55億円まで引き上げるのだろう。
また、同行の中間期における国際基準の自己資本率では15.32%であり優良銀行。これまで林原からタンマリ儲けさせてもらっていたのであろうか。
連結/百万円 | 経常収益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第3四半期 | 105,866 | 12,490 | 6,801 |
10年9月期第3四半期 | 101,319 | -2,259 | -1,827 |
前第3四半期比 | 95.7% | ||
11年3月期予想 | 132,000 | 5,500 | 3,000 |
10年3月期実績 | 135,509 | 18,356 | 10,255 |
09年3月期実績 | 157,010 | 14,070 | 8,309 |
通期予想/前期比 | 97.4% | 30.0% | 29.3% |
[ 2011年2月10日 ]
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