アイコン シングル男女の住宅購入意識調査報告/リクルート

リクルートは、シングル男女の住宅購入意識調査を行い、その結果を以下のとおり報告した。

■年収600万円以上の場合、約7割の人が新築マンションを購入するのに対し、中古マンション購入者は約1割。
一方、年収600万円未満になると、新築マンション購入者の割合も5割と少なくないが、中古マンション購入の割合が3割と高くなっている。

■将来家族を持つ・持たないが間取り選択の一つの基準
 シングルが選ぶ住宅の特徴は間取りがコンパクトであること。多くても3K~3LDKでOKと考えている人が多いようだ。また、特徴的なのは男女による選び方。男性は3K~3LDKを選んだ人が37.9%と最も多かったのに対し、女性は1K~1LDKの購入者が34.0%と最も多かった。
一般的に間取りが多い住宅を選ぶのは“家族が増える”ことを想定している場合が多いが、女性よりも男性のほうが「結婚」を見据えて住宅を購入していることが伺える。

■年収600万円未満なら購入価格3000万円未満が目安。頭金もしっかり払う傾向
 収入と購入価格は比較的比例するものだが、アンケート結果によると年収600万円が一つの境界。年収600万円以上の人は3000万円以上の物件を購入する傾向が強い。とはいえ、平均してみると2000万~3000万円未満を中心に、価格帯はその前後に広がっていることが分かる。
 また、頭金をどの位用意したか見てみると、意外にも約20%の人が頭金なしで購入している。それに対し、44.6%の人は頭金500万円以上で購入。
男女別で見てみると、男性よりも女性のほうが頭金を高く払う傾向があるようだ。この頭金、金額の違いはあれど80%の人が支払っているのだが、72.3%の人が貯金を利用。また、46%の人が親からの援助を受けている。

■購入したきっかけは「お金」「夢」そして「今後の生き方」
購入したきっかけで多かったのは①「家賃がもったいない」55.1%、②「低金利だから」39.1%といった「お金」に関わるものと、③「いつか自分の家を持ちたいと思っていた」34.1%という「夢」に関わるもの。つまり、“経済観念の高さ”と“住宅所有への熱意”が、住宅購入の大きなきっかけになっている。
フリーコメントで目立ったのは、「幸せになれると思ったから」「結婚が決まったので」といったものや、それとは逆に「もう結婚しないと思ったので」といったもの。いずれにしても将来設計の一環として住宅購入を考えているといえる。

以上であるが、同社の調査は商売柄、一定の方向性を持って調査されており・・・。クセがあることもある。
 

[ 2010年10月21日 ]
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