日本の広告費用推移
内閣府の「国民経済計算年報」によると、日本の2010年の広告費用総額は5兆8,427億円とされている。リーマンショック前の2007年には7兆0,191億円であり、その後の不況に対する企業の広告予算が削減から、2010年との比較で▲16.8%減じている。
その中でも、ここ5年間で新聞広告は▲38.4%減、雑誌を合わせれば、▲40%減と大きく減少し続けている。ラジオ広告もまた2005年は1,778億円だったが、2010年には1,299億円まで落ち、その減少傾向に歯止めはかかっていない。
一方、ネット広告市場は、上昇を続けており、2005年3,777億円の市場が2010年には7,747億円と倍の105.1%も増加している。
今後ともこの傾向は変らないと思われる。
<活字離れで新聞・雑誌の広告減少>
/億円 | 新聞 | 雑誌 | 計 | 対前年比 | 05/10比 |
2005年 | 10,377 | 4,842 | 15,219 | ||
2006年 | 9,986 | 4,777 | 14,763 | 97.0% | |
2007年 | 9,462 | 4,585 | 14,047 | 95.2% | |
2008年 | 8,276 | 4,078 | 12,354 | 87.9% | |
2009年 | 6,739 | 3,034 | 9,773 | 79.1% | |
2010年 | 6,396 | 2,733 | 9,129 | 93.4% | 60.0% |
[ 2011年2月25日 ]
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