アイコン 東京・大阪の賃貸倉庫の状況/東京0.5%改善で9.0%に/一五不動産サービス

物流倉庫専門の調査会社である一五不動産サービスが、10月の東京と大阪の賃貸倉庫の空き倉庫率を発表した。それによると、東京は少し改善、大阪は賃料が下がり厳しいとしている。

 

【東京圏】
・今期(10 年10 月)の空室率は9.0%となり、前期の9.5%から0.5 ポイントの低下となった。東京圏の空室率の改善は5 期連続で、賃貸市況の回復が続いている。なお、新規供給は3 棟あり、全て満室稼働であった。
・今期の募集賃料水準は3,990 円/坪となり、前期から10 円/坪(0.3%)のマイナスとなった。需給環境は緩やかに改善しているが、募集賃料水準はほぼ横ばいであった。

【大阪圏】
・今期(10 年10 月)の空室率は6.7%となり、前期の7.0%から0.3 ポイント改善した。新規物件が満室で稼働したことで需給改善に繋がったが、賃貸マーケットには停滞感が漂っている。
・今期の募集賃料水準は3,330 円/坪となり、前期から160 円(4.6%)の大幅な下落となった。中小クラスの物流倉庫は総じて苦戦しており、当面、厳しい市況が続くことが予想される。
 

[ 2010年11月26日 ]
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