アイコン 竹中/赤レンガ倉庫(旧横浜保税倉庫跡)がユネスコ賞を日本初受賞

竹中工務店が修復工事を行った「赤レンガ倉庫」(横浜市中区)が、アジア太平洋地域の文化遺産の保全・修復における民間または官民協力を推奨する「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」を日本国内で初めて受賞した。

竹中

当建物は、明治末期~大正初期に大蔵省の保税倉庫として、当時の建築技術の粋を集め建てられた歴史的な建物。関東大震災による1号倉庫の半壊・修復や、第二次世界大戦後の米軍による接収・返還を経て、1989年に倉庫の使用を終えた。その後、保存の気運の高まりを受け「赤レンガ倉庫保存改修検討委員会」が発足、1992年には土地・建物の所有が大蔵省から横浜市に移管された。「港の賑わいと文化を創造する空間」というコンセプトのもと、「既存の建物を保存・復元し、本来の持ち味を残す」「横浜市民をはじめ多くの来場者が活用できる施設に生まれ変わらせた。
 

所在地
神奈川県横浜市中区新港一丁目1番
敷地面積
19,747m2(1号館) 7,809m2(2号館)
建築面積
1,954m2(1号館) 3,887m2(2号館)
延床面積
5,479m2(1号館) 10,755m2(2号館)
階数
地上3階
構造
組石造(レンガ)、一部S造
建築主
横浜市、(株)横浜赤レンガ
用途
文化・商業施設
設計者
(財)建築研究協会、(株)国設計、(株)新居千秋都市建築設計
施工者
(株)竹中工務店(一部他1社JV)
工期
1994/06-1999/03(保存工事)、2000/10-2002/03(活用工事)
元の建物
大蔵省の保税倉庫
用途
倉庫
竣工年
1911年頃(改修工事竣工時:築約91年)

[ 2010年11月 6日 ]
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