アイコン ほっかほっか亭のハークスレイ/中間期

ほっかほっか亭同社は、属する業界について、外食、中食産業は個人消費停滞の影響を受け、厳しい状況で推移した。このような環境のもと当社グループは、持ち帰り弁当事業分野においては、お客様の信頼感と満足していただけるサービス体制を確立すべく、食の安全・安心を第一に、教育、研修の充実を図った。店舗委託事業部門においては、市場経済の低迷による影響を受け委託先との契約解除も予想より増加したが、繁盛店を1店でも多く増やすため、立地と業態にフォーカスした店舗開発を行ってきた。この結果、当中間期の連結売上高は300億1百万円(対前年同期比▲12.8%減)、営業利益88百万円(前年同期は営業損失▲51百万円)、経常利益3億64百万円(前年同期は経常損失▲78百万円)、四半期純利益35百万円(前年同期は四半期純損失3億20百万円)となったとしている。

事業別では、
1.持ち帰り弁当事業
創業時より食の安全・安心を第一に、長年に亘りご好評をいただいている定番食品の磨き上げを行うとともに、お客様の多種多様なニーズに応えるため、常に商品の質の向上を図りながら商品開発を行ってきた。期間限定商品をはじめ、お値打ち商品から御膳シリーズまで幅広く商品を揃え、積極的な展開を行っている。この結果、持ち帰り弁当事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は137億13百万円(対前年同期比▲16.4%減)、営業利益は7億52百万円(対前年同期比50.9%増)となった。
2.店舗委託事業
店舗委託事業は、居抜き業態での出店が進み、安定した顧客基盤を有している。しかしながら、当社グループが属する外食産業においては、消費者の節約志向が依然強く、低価格化による顧客獲得志向が高まるなど、企業間競争が一層激しさを増しており、当社グループの業務委託先の収益にも大きな影響を与えることになった。このことにより業務委託先との中途契約解除が増え、新たな業務委託先との契約を締結するまでの家賃負担等の費用が増加した。この結果、店舗委託事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は125億25百万円(対前年同期比▲8.6%減)、営業損失は▲3億14百万円(前年同期は営業利益68百万円)となった。今後は立地・業態・投資コスト・流動性等をより重視した店舗開発を行っていく。具体的にはこれまでの出店実績と経験を活かし、より立地と業態にフォーカスし、繁盛店を1店でも多く増やしていくことに注力していく。
3.店舗管理事業
店舗管理事業は、不動産市況が軟弱となる中で、当社グループの持つ情報網を駆使し高い入居率を維持することにより、収益を確保することができた。この結果、店舗管理事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は2億80百万円(対前年同期比112.5%増)、営業利益は1億2百万円(対前年同期比19.4%減)となった。
4.店舗直営事業
店舗直営事業は、寿司チェーン店(びっくり寿司)等の事業改革を推進した結果、収益面の改善を図ることができ、前年同四半期に比し損失幅を縮小することができた。この結果、店舗直営事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は23億78百万円(対前年同期比19.5%減)、営業損失は18百万円(前年同期は営業損失32百万円)となった。
ほか弁の売上高の落ち込み▲16.4%はファストフーズ領域であり、不況であっても大き過ぎるように思える。

__連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期第2四半期
34,406
-51
-78
-320
11年3月期第2四半期
30,001
88
364
35
前年同期比
87.2%
 
 
 
11年3月期通期予想
59,530
595
1,105
400
10年3月期実績
66,059
43
93
-409
前期/予想比
90.1%
1383.7%
1188.2%
 

 

[ 2010年11月15日 ]
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