アイコン 10月度 首都圏および近畿圏の分譲マンション動向/不動産研究所

首都圏のマンション市場動向は、供給が前年同月比9.8%増の3,718戸。平均価格は8ヶ月ぶりの下落。1戸当り価格は4,512万円(前年同月比で戸当り107万円、▲2.3%のダウン)、しかし㎡単価は66.3万円で0.1万円(0.2%)アップしている。
 契約率78.8%。在庫4,743戸で昨年12月以来の増加となっている。

一方、近畿圏のマンション市場動向は、発売が前年同月比2.1%増の2,045戸、前年同月比6ヶ月連続増加。1戸当り平均価格は3,281万円、㎡単価は51.9万円で、前年同月に比べ戸当たり価格は3ヶ月ぶりにアップ、㎡単価は2ヶ月ぶりにアップしている。
契約率は71.3%、在庫数は3,957戸で前月末比64戸の増加で2ヶ月連続微増となっている。

<長谷工/近畿圏マンションの市場アンケート>11月9日発表分
 なお、長谷工が近畿圏のマンションアンケートで次の通り発表している。
 長谷工アーベストは、近畿圏で受託販売したマンションのモデルルームへの来訪者(以下来訪者)および近畿圏居住者(以下モニター)に対し、2010年10月にWEBアンケート『顧客マインド調査』を実施し、住宅の「買い時感」について分析した。その結果、円高・株安等の経済環境が不安定な中ではあるが、住宅の「買い時感」は、前回調査(2010年7月実施)に続き堅調を維持。「買い時感DI」は、来訪者では同水準を維持、モニターでは約3年ぶりにプラスに転じる結果となった。
今後の景気に関しては、「次第に悪化する」と回答した方でも、住宅の「買い時感」については、「買い時だと思う」という回答が前回調査より微増している。その理由は「金利は低水準」「価格が低下」が多く、「景気の停滞局面だからこそ逆に住宅購入に関する支援策があり買い時だ」という声も聞かれた。
またモデルルームに来場した方の住宅を検討している理由を見ると、「低金利」「価格が下がってきた」という回答が、前回調査よりも大幅に増加しており、『買い易い市場環境』が、「買い時感」を後押ししていると考えられる。
しかし一方で、住宅の検討を休止・中止している方の理由では、「希望条件(価格・立地・広さ等)にあう商品がない」が前回調査よりも増しており、希望に合う商品の“品薄感”が影響していることが窺える。
 

[ 2010年11月16日 ]
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