アイコン 日立造船/中国からゴミ焼却炉受注、中・北空知組合からも

中国四川省南充市向けのごみ焼却設備工事を、エンジンメーカーの中航世新安装工程(北京市)から受注したと発表。1日の処理能力は800トン。受注金額は明らかにせず。下の中・北空知廃棄物処理広域連合の焼却炉に比しても、処理能力日800トンの焼却炉の大きさが如何に大きいか分かる。 

同社は、北海道滝川市他13市町からなる中・北空知廃棄物処理広域連合から、北海道歌志内市に建設されるごみ焼却発電施設(85t/日=42.5t/日×2炉、発電量:1,770kW)の建設工事を受注した。

発 注 者
中・北空知廃棄物処理広域連合
工 事 名
一般廃棄物焼却処理施設建設工事
建 設 地
歌志内市字東光地内
施設規模
ストーカ式焼却炉 (85t/日=42.5t/日×2炉、発電量:1,770kW)
納  期
平成25年3月末
受注金額
43億8,668万円(税抜き)

日立造船  

過去、全国のゴミ焼却炉はダイオキシン問題を、マスコミを総動員させ、その殆どが100億円以上の大型ゴミ焼却炉に集約させるという政策が取られ、公共投資が実施されてきた。
日本では残り計画も少なくなり、各メーカーは営業の矛先を海外に転じている。

 

世界の大型ゴミ焼却炉は、その6割~7割以上の1,700基以上が日本にあるとされる。日本人のゴミの排出量が如何に多いかを物語っているが、行政も産業優先で環境問題に積極的に取り組まず、石油産業主導でダイオキシンゴミであるナイロン類を野放図にしてきた経緯があった。
こうした産業が1人立ちできるようになって初めて、環境問題が国会やマスコミで大きく取り上げられ政策変更がなされ、今度は焼却炉メーカーや建築業界に仕事が回される構図になっている。
当然、大型ゴミ焼却炉は大型工事だけに議員の先生方への利権・談合問題が繰り返されてきた歴史もある。
環境問題では、国民の不法投棄はなくならず、日本は国民意識の違いからかドイツに10年以上遅れている。
 

[ 2011年1月26日 ]
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