アイコン 野村不動産H/3月決算 当期まで特損計上続く

<住宅事業セグメント>
同社は、「PROUD」ブランドの価値を高める戦略を実践するとともに、製販一体の強みを活かし、用地選定力、商品企画力、販売力の一層の強化を図りました。マンション分譲では「プラウドシティ池袋本町」(東京都豊島区)、「プラウド新浦安パームコート」(千葉県浦安市)、「プラウドシティ金町アベニュー」(東京都葛飾区)、「プラウドシティ茨木」(大阪府茨木市)等を、戸建分譲では「プラウドシーズン花小金井」(東京都小平市)、「プラウドシーズン藤沢湘南テラス」(神奈川県藤沢市)等を売上に計上し、マンションと戸建を合わせて5,077戸(前期比966戸増)の計上。また、期末における期末完成在庫数は113戸(前期比422戸減)、契約済未計上残高は2,238戸(同1,225戸増)となっており、販売状況は順調に推移している。
この結果、当部門の売上高は2861億35百万円(前期比270億65百万円、10.4%増)、営業利益は158億03百万円(同50億68百万円、47.2%増)となった。

<ビル事業セグメント>
平成22年4月、ビルディング事業部からビルディング営業部を分離新設する等、テナントニーズに適応した営業活動をより一層強化した。これにより、当連結会計年度末の空室率については4.0%となっており、前連結会計年度末から0.8ポイント改善。また、平成22年10月より、満床にて稼動を開始した「日本橋室町野村ビル」(東京都中央区)、及び持分の追加取得を行った「東芝ビルディング」(東京都港区)がそれぞれ収益の伸長に寄与している。プロパティマネジメント業務・ビルマネジメント業務については、手数料収入の獲得やテナントからの内装工事の受注に引き続き取り組んでいる。その結果、売上高は1003億89百万円(前期比51億51百万円、5.4%増)、営業利益は226億44百万円(同10億57百万円、4.9%増)となった。
特損は、事業収益性の見直しに伴うたな卸資産評価損100億66百万円を売上原価に、営業エクイティ投資(投資対象は不動産ローン担保証券)の評価損147億66百万円、及び「東日本大震災」に伴う復旧工事の費用の見込み額26億12百万円を特別損失に、それぞれ計上している。今期(12/3期)は特損の計上は格段に少なくなり、利益は大幅増加となる予定。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
434,226
39,274
23,967
4,600
11年3月期
480,983
42,083
26,149
5,471
前期比
110.8%
107.2%
109.1%
118.9%
12年3月期通期予想
390,000
44,000
28,000
13,000
通期予想/前期比
81.1%
104.6%
107.1%
237.6%

[ 2011年5月 9日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
サイト内検索