神戸物産/10月期決算 大幅利益増
同社は、神戸大震災を経験、東日本大震災ではいち早く支援を表明し、義援金のほか漬物などの多くのうれしい支援を行ってきた。
同社は、業務用スーパーを関西から今や関東へ展開して、業績のほうも好調である。
<業務スーパー事業>
同社は平成23年10月期につき、業務スーパー事業の出店状況は、出店39店舗、退店6店舗、純増33店舗であり、総店舗数は576店舗となった。増加の内訳は、直轄エリアが15店舗、地方エリアが18店舗であり、直轄エリアでは主に関東地域での出店が伸びる結果となった。引き続き物件情報の収集、加盟店への情報提供に注力し、次期については、出店50店舗を目標に出店計画を進めていく。
事業活動は、グループ工場でのオリジナル商品の開発、また当社の強みである輸入商品のラインナップ強化に取組んだ。販売促進活動は、「世界の輸入カタログ」、自社商品を簡単に活用できる調理法を案内した「ミラクルレシピ」等のパンフレットを作成するなど、業務スーパーの商品の独自性と活用法を積極的に提案してきたた。
以上の結果、業務スーパー事業における当連結会計年度の売上高は1,494億55百万円(前年同期比9.0%増)となった。
<神戸クック事業>
神戸クック事業は、業務スーパーの仕入におけるスケールメリットやグループ全体で長年培ってきた「食」に対してのノウハウ・技術を活かした、外食・中食事業を展開している。
世界各国の料理をビュッフェスタイルで楽しんでいただく外食店舗「神戸クックワールドビュッフェ」は当期1店舗増加し、総店舗数は12店舗、出来たて惣菜を提供する中食店舗「Green’s K」は9店舗増加し、総店舗数は15店舗となったとしている。
景気を気にしていたら先には進めないが、同社は勢いがあり、対策も打ちながら駒を進めている。今期も確実に増収増益を目指している。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年10月期 | 138,234 | 2,851 | 2,843 | 948 |
11年10月期 | 150,682 | 3,596 | 3,581 | 1,754 |
前期比 | 109.0% | 126.1% | 126.0% | 185.0% |
12年10月期予想 | 160,200 | 3,870 | 3,800 | 1,910 |
09年10月期実績 | 125,998 | 762 | 575 | 244 |
08年10月期実績 | 107,146 | 1,019 | 797 | 443 |
来期(12年)予想/11年期比 | 106.3% | 107.6% | 106.1% | 108.9% |

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