アイコン 東京ガスや昭和鉄工などが参画した業務用対応型ガスコージェネ開発

 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、昭和鉄工およびヤンマーエネルギーシステムは、定格発電出力25kW、35kWおよび50kW(25kW×2台)のガスエンジンコージェネレーションシステム「ジェネライト」の廃熱温水を直接活用して、給湯、暖房を行う廃熱投入型温水ボイラ「ジェネボ」(以下、新型「ジェネボ」)を共同で開発した。

このたび開発した新型「ジェネボ」は、温水供給能力(熱出力)が465kWから1,163kWまでの5機種。各社は、これらの「ジェネボ」と「ジェネライト」を組み合わせた「ジェネボシステム」を、本年10月1日から提案・販売する。
従来の「ジェネボ」は、定格発電出力が5.0kWおよび9.9kWの「ジェネライト」にのみ対応していたが、このたび定格発電出力の大きい25kW、35kWおよび50kW(25kW×2台)の「ジェネライト」と組み合わせられる新型「ジェネボ」を開発したことで、温水需要の多い温浴施設、フィットネスクラブ、福祉施設等のより幅広い層に「ジェネボシステム」の提案が可能になっている。

また、このたび販売する新型「ジェネボ」は、従来の「ジェネボ」にはなかった排気ガスの潜熱回収機能を装備し、従来の「ジェネボ」と比べて、定格熱出力運転時の効率が約90%から約100%(LHV)に向上した。
これに、従来からの「ジェネボシステム」の特長である廃熱温水の直接活用や比例燃焼制御等の省エネ機能の効果とあわせて、ガス焚き温水ボイラよりも、年間の一次エネルギー消費量を約19%、CO2排出量を約25%削減できる。

なお、開発にあたっては、昭和鉄工が温水ボイラの設計・製作等を、ヤンマーエネルギーシステムがジェネライトと温水ボイラとの接続部の仕様検討等を、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスが市場性やニーズを反映した仕様の検討等を行った。

昭和鉄工が「ジェネボ」の製造販売を、ヤンマーエネルギーシステムが「ジェネライト」の製造販売を行う。

 久々に昭和鉄工の名があがった。何でも屋になっていた感が強い同社であるが、本業のボイラーで名を上げる機会は少なくなっていた。まだ上場企業でもあり、今後に期待したい。

 

[ 2011年9月29日 ]
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