アイコン グリーとKDDIがDeNAを提訴 損害賠償10億円請求 

横浜DeNAベイスターズ誕生危し
グリーとKDDIは21日、モバゲーのDeNAに対し、ゲーム提供業者に圧力をかけられゲーム提供を妨害されたとして、東京地方裁判所へ10億5000万円の損害賠償請求訴訟を起こした。
両社は交流ゲームサイト(SNS)でデッドヒートを繰り広げる国内最大手の2社、外部業者からゲームの供給を受けている。
こうした妨害事実は、公正取引委員会が今年6月9日、独禁法違反(不公正な取引方法)でDeNAに再発防止を求める排除措置命令を出している。
 損害賠償額の細目の認否は別として、DeNAの負けは確定しているようなものである。

公取委原文
<違反行為の概要>
ディー・エヌ・エーは,特定ソーシャルゲーム提供事業者(注1)に対し,GREE(注3)を通じてソーシャルゲームを提供した場合に当該特定ソーシャルゲーム提供事業者がモバゲータウン(注4)を通じて提供するソーシャルゲームのリンクをモバゲータウンのウェブサイトに掲載しないようにすることにより,GREEを通じてソーシャルゲームを提供しないようにさせていた。
(注1) ソーシャルゲーム提供事業者(注2)のうちディー・エヌ・エーがソーシャルゲームの提供において有力な事業者であると判断して選定した者をいう。
(注2) ソーシャルゲームを提供する事業者(ディー・エヌ・エー及びグリー株式会社を除く。)をいう。
(注3) グリー株式会社の運営する携帯電話向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)をいう。
(注4) ディー・エヌ・エーの運営する携帯電話向けソーシャルネットワーキングサービスをいう。
なお,ディー・エヌ・エーは現在,当該サービスを「Mobage」と称している。

<排除措置命令の概要>
(1) ディー・エヌ・エーは,前記2の行為を行っていない旨を確認すること及び今後当該行為と同様の行為を行わない旨を,取締役会において決議しなければならない。
(2) ディー・エヌ・エーは,前記(1)に基づいて採った措置を,モバゲータウンを通じてソーシャルゲームを提供している事業者及びグリー株式会社に通知し,かつ,自社の従業員に周知徹底しなければならない。

こうした問題を引き起こしたディー・エヌ・エーの南場智子社長は、病気の家族の介護に専念するとして社長を今年5月退任したものの取締役としては在任している。
TV-CMを大々的に行ったグリー(後発)の勢いに圧倒され、モバゲーのオバンがヒステリックに、取引業者に圧力をかけたものと思われる。
<横浜DeNAベイスターズ誕生危し>
 楽天が反対している横浜DeNAベイスターズ誕生もこれで危くなったかもしれない。

 両社の急成長は、任天堂とソニーのゲーム機器分野を終焉へと導いているが・・・。

グリー モバゲー 売上高

<何れ社会問題へ>
交流ゲームサイトは、課金ゲームへの単に誘いのCMでしかないテレビの宣伝で急成長を遂げている。
しかしそのほとんどのユーザーがテレビで案内される無料のゲームで満足し、収益はヘビーユーザが支えているといって過言ではない。そのため安易にガチャなどの射幸心を煽る課金ゲームが増加しているのが実情。
その売上高はあまりに急激であり、小・中学生からの課金は何れ大きく社会問題化しよう。

 

[ 2011年11月21日 ]
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