アイコン 10月インド5割強減 工場ストでスズキ自動車  マツダと国内8社付

スズキが28日発表した10月の海外生産台数は、前年同月比29.9%減の11万5790台と5ヶ月連続でマイナス。
減少幅は、1997年以降、単月として過去最大。主要市場のインドで55%減少したのが主因。同国の一部工場では、労働争議でほぼ1ヶ月にわたり稼働できない状態が続いた。こうしたことから、同社のインドにおける販売台数も激減している。

スズキは、労働争議で4.5万台、金利引き上げなどの景気動向で7.5万台の影響を見込み、通年では前期並みの120万台を計画している。金利引き上げは、金融引き締めも伴っており、これまで100%ローン組みが80%に変更され、低所得者の購買に大きく影響している。その分格安自動車のタタの自動車が売れ、タタも年間120万台の売上台数になる見通しである。
 中国も賃上げで多くの国内外の企業が四苦八苦しているが、インドもそうした減少が生じている。日本も昔はストにより恒常的に賃上げされていた。 

<マツダ>
マツダは、タイの大洪水で直接被害はなかったものの、サプライチェーンが寸断され、10月のタイ工場の生産台数は7割弱のマイナスとなった。海外生産全体では24.2%減の2万5841台となった。国内は0.8%減の7万5633台、世界全体では8.0%減の10万1474台となった。タイ工場は9月の8271台から68.8%減の2517台の生産台数となった。11月も大洪水の影響を大きく受けている。

<国内大手8社>
国内の自動車大手8社が28日発表した10月の海外生産台数は、タイ洪水による生産停止が響き、合計で前年同月比1.7%減の114万9881台と3ヶ月ぶりに前年実績を下回った。
 一方、国内生産は19.7%増の85万8248台に大きく伸長。国内外を合わせた世界生産台数は、6.4%増の200万8129台となっている。
震災から大洪水・・・日本の大手製造会社は、国内も海外も大きな損失とリスク問題が現出している。
 

[ 2011年11月28日 ]
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