自工会、11月の自動車生産実績と輸出台数発表 前年比若干の増加
春には東日本震災によるサプライチェーンの寸断、やっと立ち直りかけたら、秋にはタイの大洪水によるまたもやサプライチェーンの水没により、自動車業界は 試練の時を迎えた。こうした間に韓流自動車が世界を席捲しようとしている。来年はまぎれもなく自動車業界にとって最大の山場の年となる。
<生産>
<四輪車>
11月の四輪車生産台数は838,135台で、前年同月の801,969台に比べて36,166台・4.5%の増加となり、2ヵ月連続で前年同月を上回った。(タイの大洪水の影響あり)
11月の車種別生産台数と前年同月比は次のとおり。
乗用車-704,922台で15,154台・2.2%の増加となり、2ヵ月連続のプラス。このうち普通車は412,256台で3,252台・0.8%の減少、小型四輪車は180,033台で14,167台・8.5%の増加、軽四輪車は112,633台で4,239台・3.9%の増加。
トラック-122,435台で20,582台の20.2%の増加となり、2ヵ月連続のプラス。このうち普通車は54,196台で8,052台・17.4%の増加、小型四輪車は24,282台で4,022台・19.9%の増加、軽四輪車は43,957台で8,508台・24.0%の増加。
バス-10,778台で430台・4.2%の増加となり、6ヵ月連続のプラス。このうち大型は816台で3台・0.4%の減少、小型は9,962台で433台・4.5%の増加。
<国内需要>
11月の国内需要は395,567台で、前年同月比22.2%の増加であった。
(うち乗用車323,659台で前年同月比25.1%の増加、トラック71,035台で同10.7%の増加、バス873台で同24.5%の増加。)
輸出は前年同月比102.3%。(実績)
<1~11月累計>
また、1~11月の生産累計は7,550,446台で、前年同期の8,881,053台に比べ1,330,607台・15.0%の減少であった。
このうち乗用車は6,434,066台で1,231,345台・前年同期比16.1%の減少、トラックは1,022,562台で93,922台・同8.4%の減少、バスは93,818台で5,340台・同5.4%の減少であった。
■<11月の自動車輸出実績>
<四輪車>
(輸出台数)
当月の四輪車輸出台数は442,672台で、前年同月の432,515台に比べると10,157台、2.3%の増加となり、4ヵ月連続で前年同月を上回った。
車種別内訳は、
乗用車 383,353台(内KD車20,697台)前年同月比 1,515台 0.4%増
トラック 47,130台(内KD車20,098台) 〃 7,707台 19.5%増
バス 12,189台(内KD車 1,341台) 〃 935台 8.3%増
であった。
(輸出金額)
輸出金額は、車両分101億5,108.1万ドル、部品分36億9,158万ドルの総額138億4,266.1万ドルとなり、前年同月の127億5,733.2万ドルに比べると10億8,532.9万ドル、8.5%の増加であった。

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