カカクコム 食べログ「やらせ」ランキング 今まで放っておいて今さら
カカクコムは、昨年1月「食べログ」につき、「やらせ」口コミ請負業者の存在を把握しながら1年間も放っておいて、巷で問題になってきたため、いきなり「やらせ」業者が把握しているだけで39社もいると発表した。
今頃になって一度に39社もいることを発表するなど、これまで情報操作による「食べログ」ランキングであったことを同社が認めたようなものである。
カカクコムのこうした動きは、同社自体が某局テレビのように「やらせ」が問題化しないかぎり、放ったらかしにする方針でいたのであろう。同社はコンプライアンス運営・経営が一番求められる上場企業でもある。
報道では、
飲食店の人気ランキングサイト「食べログ」が、好意的な口コミ投稿の掲載や順位の上昇を請け負う見返りに飲食店から金を受け取る「やらせ業者」にランキングを操作されている事例があることが4日判明。
カカクコムは、現時点で「やらせ」業者39社を特定、今後は、不正業者の業務停止を求めて提訴するなど断固とした措置をとりたいとしている。
「食べログ」サイトは、昨年12月の月間利用者数が3251万人に達し、影響力が大きく、「やらせ」によって客入りの悪い店が“繁盛店”に変身する場合もあるという。カカクコムは、サイト内の監視を強めるなど対策強化に乗り出したという。
<カカクコム「食べログ」の「やらせ」ランキング問題>
同社は、イヤというほどボロ儲けしているが、「やらせ」を把握しながら、これまで万全な対策を講じなかったことは、ランキングの信用性が損なわれることを嫌ったものであろう。また、こうした対策を金がかかるため講じなかった守銭奴会社でもあろう。しかし、同社のこうした動きは、コンプライアンス問題に抵触する可能性が非常に高い。
5日、さっそく消費者庁は、飲食店の人気ランキングサイトカカクコムの「食べログ」で、「やらせ」業者が好意的な口コミ投稿の掲載を有料で請け負っていた問題で、景品表示法(不当表示)に抵触する可能性がないか情報収集などの調査を始めたと報道されている。
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ゲートキーパー(Gatekeeper)問題
Wikiペディアにある「自社のノートパソコンであるVAIOのユーザー掲示板に不具合を報告したユーザーに攻撃的な書き込み」をした現場が価格コムである。
さらにそれまでIPが表示されていたのがその件以降、表示無しになったのは有名な話。
消費者庁がステルスマーケティングに規制をかけてきそうなので問題ないところから・・・といったところか。
カカクコムの業績
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連結/百万円
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2009年3月期
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2010年3月期
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2011年3月期
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売上高
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9,713
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13,047
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16,803
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営業利益
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3,914
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5,456
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7,854
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経常利益
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3,936
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5,465
|
7,861
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当期利益
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2,271
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3,187
|
4,579
|
総資産
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12,938
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17,545
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23,324
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自己資本
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6,992
|
9,967
|
14,149
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資本金
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549
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637
|
785
|
有利子負債
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0
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0
|
0
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自己資本比率
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54.00%
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56.80%
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60.70%
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総資産経常利益率
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35.17%
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35.86%
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38.47%
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