アイコン トヨタたたきも奏功 GM4年振り首位 2位はVW  2012年は

アメリカ米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が19日発表した2011年の世界販売台数は、米国や中国での販売が好調に推移、前年比7.6%増の902万6000台となり、世界首位の座を4年ぶりに奪還した。
前年までトップのトヨタは、東日本大震災後の影響で6%減の790万台(ダイハツと日野含む推定値)と、躍進した独フォルクスワーゲン(VW)に抜かれて3位に転落する見通しである。

<ホンダ2012>
ホンダは、2012年の海外販売台数を戦略車「シビック」「CR-V」を核に過去最高の400万台を設定した。
大洪水のタイ工場は、水も引き4月稼動の予定であるが、組み立てラインは可能ながら、エンジン製造ラインはほぼ全滅、復旧には時間がかかり日本や米国の工場から供給して、組み立てラインを動かすとしている。

<トヨタ2012>
トヨタは、2012年の世界生産台数(単体)について、前年比24%増の865万台を計画していると発表している。07年実績(853万台)を上回り、過去最高の台数となる見込み。

12年は東日本大震災やタイの洪水といった一時的な減産要因がなくなるほか、新興国における生産も伸ばす。世界生産のうち、国内生産が同23%増の340万台、海外生産が同25%増の525万台とした。

一方、2012年の世界販売台数(単体)は、前年比20%増の848万台を計画。
生産と同様、ピークだった07年実績(843万台)を上回り、過去最高となる見通し。07年は日米欧の先進国中心の販売だったが、12年は新興国市場の成 長を見込んでおり「地域のバランスがとれた計画になっている」(広報担当者)。07年の新興国比率は33%程度だったが、12年は45%程度とする計画 だ。
2013年世界販売台数計画は、12年計画比6%増の895万台としている

<注>
  GMを抜きまた首位に立てば、アメリカ自動車産業のプライドを傷つけたとして、またトヨタたたきが生じる可能性がある。先般のト ヨタたたきの問題が今頃になって白・白と判定されても後の祭り。 アメリカはバブルの時もそうであったように、自動車は格別の思いがあり、どんな手を打っ てくるかわからない。
  2011年のWパンチを糧に、2012は没するアメリカ依存型を修正することである。

[ 2012年1月20日 ]
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