アイコン 第一三共/課徴金385億円想定 子会社ランバクシー社 米司法省へ

第一三共は、連結子会社であるランバクシー・ラボラトリーズ社(以下「ランバクシー」)は米国司法省(DOJ)との案件の解決に向け十分と思われる引当として、500百万米ドル(77円換算:385億円)を計上する予定。

 ついては、第一三共は、上記の結果、今期予想当期利益500億円を240億円減額して、260億円になると修正発表した。

本予想においては、ランバクシーによる米国での高コレステロール血症治療剤アトルバスタチン販売に伴なう業績貢献は含めていない。

同社は、期末配当予想(1株当たり30円)も、変更していない。
第一三共は、2008年、インド製薬企業最大手のランバクシー・ラボラトリーを3,000~4,000億円でTOBで過半数の株式を取得
ランバクシー(Ranbaxy)は、ジェネリック医薬品世界8位で2006年の売上高は1,560億円(古い資料でごめんなさい)

<ジェネリック医薬品についての動き>
アメリカ議会は、医薬品業界からの圧力で、ジェネリック医薬品を抑制する動きをしている。当初開発した医薬品会社が、パテント切れ間近かな医薬品に対して、少しだけ内容を変え、包括的にパテントの長期化をはかろうという動きである。

アメリカは、どこへでも行き戦争を仕掛ける国であり、人の命も金次第というハゲタカ経済社会、低貧国で活躍しているジェネリック医薬品も危機に瀕している。

第一三共にとって、ランバクシー・ラボラトリー社の買収が成功であったのかは、こうしたことからも5年後に結論が出よう。

[ 2011年12月22日 ]
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