アイコン 逮捕された田口常正元山口大学教授 不正1億3千万円の疑い

20日、山口大学の64歳の元教授が特定の業者と架空の取り引きを繰り返し、大学からおよそ2400万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで山口地方検察庁に逮捕された。
逮捕されたのは山口大学大学院理工学研究科の元教授で東京都中央区のコンサルタント業、田口常正容疑者(64)。
 山口地方検察庁によると田口元教授は、平成20年11月から平成21年10月にかけて、特定の業者におよそ80回にわたって発光ダイオードを発注したように見せかけ、大学から業者の口座におよそ2400万円を振り込ませたとして詐欺の疑いが持たれている。

山口大学では教員などによる不正経理が相次いで問題になり、大学の内部調査では田口元教授は、平成21年12月までの5年間に1億3000万円余りをだまし取った上、業者からデジタルカメラを受け取るなど、私的に流用していた疑いもあるという。

このため、山口大学ではおととし2月に元教授を懲戒解雇するとともに、おととし6月に、詐欺の疑いで告訴していた。
 
検察庁は元教授が容疑を認めているかどうか明らかにしていないが、引き続き裏付け捜査などを進めることにしている。

元教授が逮捕されたことについて、山口大学では「検察の今後の対応を待つのみです」というコメントしている。

<田口常正>
山口大学大学院理工学研究科元教授(物質工学系学域量子デバイス工学分野)。
1974年、大阪大学大学院工学研究科博士課程卒業。
英国・サセックス大学仁科記念財団海外客員研究員、大阪大学講師を経て、1994年山口大学教授。
2004年より研究特任教授。
1998~2003年、経済産業省「高効率電光変換化合物半導体開発(21世紀のあかり)」国家プロジェクトのプロジェクトリーダーに就任。
2004~2009年、文部科学省の知的クラスター創成事業「高輝度LED技術を基盤とする医療機器開発」の研究総括を兼務。
2009年から厚生労働省(独)医療基盤研究所「高演色・高彩度白色LED上部消化管電子内視鏡開発」プロジェクトの研究総括を兼務。
第1回白色LEDと固体照明国際会議(2007年11月26日~30日、東京)委員長を務めた。
現在、コンサルタント会社を経営
2010年2月、山口大学が横領の疑いで懲戒解雇

このお方は、以前は、国や県が特異な扱い方をする有識者であった。有識者とは、原発行政でも見られるような施行者寄りの判断をする施行者にとって便利な存在である。当該の有識者にとっては金も入り、名を売ることもできる。
 

[ 2012年1月21日 ]
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