盛岡市の入札調書によると、０７年５月の「盛岡駅青山線街路築造その２工事」の入札に建設会社２３社（１社辞退）が参加。（株）恵工業（岩手県盛岡市上堂４丁目１１－２９）が約６,６５０万円で落札。着手金として約２,６５０万円を受け取っていた。
その後、主査は、追加工事代金と称し、工事代金を約９５０万円水増しした約１,８８０万円の虚偽の設計書を作成、工事増額変更契約の決裁を上司から受け、正当な代金と誤認した同市に水増し分を含む代金約５,８８０万円を０８年４月３０日に支払わせ、だまし取ったとされている。
逮捕された市職員の大宮容疑者（４１）に対し、恵工業の下請業者「協積産業」(道路表示区画線工事業)の中村容疑者（４４）も、水増し発注の謝礼として、金券を渡していたとして逮捕されている。
九州のどっかの県も似たような高額な追加工事が発注されていたが、問題は発覚しておらず、正規な高額の追加工事であったようだ。