アイコン 追報  糸島市の入札偽計事件「㈱テンホウ建設」

旧前原市(現、糸島市)発注の下水道工事で、業者に最低制限価格を漏らしたとして、福岡県警は24日、官製談合防止法違反の疑いで糸島市建設課維持係主幹の半田誠次容疑者(54)を逮捕。
競売入札妨害(偽計)の疑いで、同市の建設会社(株)テンホウ建設(福岡県糸島市有田591、主業は土木工事)の専務竹浦寛容疑者(69)及び社長の竹浦昇容疑者(35)を逮捕した。3人は容疑を認めている。

県警は、今後、半田容疑者が情報を漏らす見返りに、業者から何らかの利益供与があったとみて調べを進めている。
糸島市は、前原町時代、町長が変わるごとに受注メンバーが入れ替わるという談合どころの騒ぎではなかった町であった。しかし、今は市となり、近隣町と合併もしている。市長にも行政のベテランの県庁OBが務め、こうした改革されてきているが、事件の2009年当時、職員や業者の一部には、旧態然のままで、その意識が欠落していたと思われる。
全国各地で、財政悪化で市町村の総予算が減り、発注工事も減少し続けるなか、談合しても仕事にありつけない業者も多く出てきており、不満の爆発からタレ込む業者も増加している。公取委の多くの摘発はこうした現れである。長崎・対馬は大丈夫か。

(株)テンホウ建設(株) 平成23年3月期   /千円
流動資産
172,736
流動負債
105,072
 
 
固定負債
86,528
固定資産
74,373
自己資本
55,509
 
 
(資本金)
20,000
総資産
247,109
 
247,109
自己資本率:22.46%、売上高3億26百万円、粗利38百万円、経常利益1百万円
 
[ 2012年1月27日 ]
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