アイコン 森ビル/パルコから撤退 Jフロントへ売却 イオンとの密約反故か

10年間連れ添った相手を人様に強姦させようとした森トラスト(森ビルという)であるが、その後味の悪さが嫌になったのかパルコ株をすべてJフロントリテイリング(Jフロントという)に譲渡する。

Jフロントは、約33.2%取得して筆頭株主に。2番手は中立であるべき政府系の日本政策投資銀行の約18.7%、3番手にイオンの12.31%となる。
Jフロントは、今回、パルコ株の33.2%を所有する森ビルから全持株を約301億4千万円で買い取り、筆頭株主になる(株の売買日は3月中としている)。

イオンもパルコに対してもっと紳士的に接すれば、他の道もあっただろう・・・が。
森ビルは、10年間もパルコの筆頭株主として君臨していながら、イオンにそそのかされたのか、昨年の強姦騒動は森ビルのイメージダウンだけが目立つ(2001年、旧セゾングループ解体により、森ビルがパルコ株を取得していた)。

パルコは、元はといえば西武百貨店の堤さんが作った会社、これでまた百貨店系に納まるようだ。Jフロントの大丸と松坂屋も、今ではパルコと競合関係にある。

パルコは、百貨店より若い客層を有しており、それぞれ培ったノウハウは、仲良しになりきれば、今後双方に生かされよう。
福岡の天神四ッ角には、旧岩田屋本店跡地を大改装したパルコが鎮座している。南へ500mの所に少し落ち目の博多大丸がある。今後、連動した動きがあるのか興味が湧く。

今回のJフロントの株取得について、都市型商業施設の開発・運営という事業領域で優れたノウハウを有するパルコとの連携を今後深めることで、百貨店ビジネスモデルの変革を加速させ競争力を強化して、様々な業種・業態を展開する小売グループとして、グループ全体の成長力向上をはかる。また、両社はともに高質で付加価値の高い小売ビジネスを指向、対象とする顧客層のグレードやテイストも類似していることから、今後、両社の店舗基盤、顧客基盤を有効に活用し、相乗効果を最大限に創出していくことで、相互の企業価値向上に取り組むとしている。

こうなってしまうと強姦未遂事件も田舎物のイオンには可哀想だが、株価が上がったところで売却すれば儲けにはなろう

<追J.フロント>
J.フロントリテイリングは2月24日、持分法適用会社のスタイリングライフ・ホールディングス(SLH社)(雑貨販売の「PLAZA」店を経営)と共同で、アジア地域において、雑貨販売の「PLAZA」を事業展開すると発表した。

両社は、主にアジア地域の大都市大型商業施設内にテナントとして「PLAZA」を核に出店、また、地域のマーケットに適合した新ブランドの店舗も開発して出店していく計画である。

 2013年春をめどに、1号店を台湾に出店する予定だ。将来的には、他のアジア諸国に拡大展開する。
 
事業は、J.フロントリテイリングとSLH社が共同出資して新会社を設立し実施する。新会社の所在地は、台湾台北市で資本金は5億円。
出資比率はJ.フロントリテイリング90%、スタイリングライフ・ホールディングス10%で、夏頃の設立を予定する。
 

[ 2012年2月25日 ]
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