アイコン AIJ 脳無し証取委 2度も傘下証券会社を検査していたことが判明  

AIJAIJ投資顧問が2000億円の年金基金資産を消失させた問題で、浅川和彦社長らが、証券取引等監視委員会(証取委)の検査で問題を指摘されなかった事実をアピールし、顧客の年金基金に虚偽の運用実績を信用させていたことが14日分かった。

 AIJは、証取委による「お墨付き」をうたい文句に営業活動をしていたとみられ、監督当局の検査の在り方が、杜撰であったことを証明している。

監視委は2006年と09年、AIJの営業を担当する関係会社の「アイティーエム証券」に対し定期の検査に入ったが、法律違反の是正を求める勧告はしていなかった。

証取委は、仕事してますとばかりに雑魚のみ摘発し、こうした大問題を抱えるAIJ直結の証券会社の手抜き検査を行っていたことになる。

こうしたことは、これまでにいくつも問題があったものの、金融庁・証取委の現体制が問題意識のなさから今回は大問題となっただけ、早期再編が必要であろう。

2009年といえば、格付投資情報センター(R&I)が、AIJの社名を伏せニュースレターで警告、R&Iは当時、金融当局に対してもAIJの懸念について報告していた。
そうした報告が証取委の検査部隊に伝わらなかったのか、検査後でも追加検査すれば、被害をいくらかでも少なくできただろうが・・・。

金融庁や証取委の情報管理がまったくバラバラで、機能していないことを露呈している。

[ 2012年3月15日 ]
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