アイコン 3月の百貨店業界の売上高動向 東京の百貨店26.7%増

日本百貨店協会が4月16日に発表した3月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象86社・251店舗)の売上総額は約5,273億円(前年同月比14.1%増)となり、3ヶ月連続ぶりプラスとなった。

 3月の商況は、前年に東日本大震災の影響を受けた反動が主な要因である。
特に、震災後しばらくの間、店舗の被災や計画停電で臨時の営業体制を強いられた東北地区と関東地区が伸びを牽引する形で、全国ベースでも2桁増と前年実績を大幅に上回る結果となった。

地区別では、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の10都市売上動向は13.7%増で3ヶ月ぶりのプラス。

 地方別には、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の地区別売上動向は14.9%増で3ヶ月ぶりのプラスとなった。

 衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、衣料品、身のまわり品、雑貨、家庭用品、食料品の全品目が実に57ヶ月ぶりのプラス。
中でも、雑貨と食料品は2ヶ月連続のプラスとなった。

<外国人観光客>
3月の外国人観光客の売上高・来店動向によると、外国人観光客招致会委員店(44店)での免税手続き売上高は約14億2,255万円(前年同期比89.1%増)となった。

 1店舗平均売上高は、約3,233万円。購買客数は1万9,446人(98.1%増)、1店舗平均は442人で、一人当たりの客単価は7万3,154円(4.5%減)だった。

<東京地区百貨店>
3月の東京地区百貨店(13社26店)の売上高概況は、約1,306億円(前年同期比26.7%増)で、3ヶ月ぶりのプラスとなった。
 売上高構成比の88.3%を占める店頭売上高は35.8%増、同11.7%の非店頭(外商・通販)は▲16.2%減となった。
 昨年は震災の影響で、都内各店共に臨時休業や営業時間短縮などを実施したが、今年はその反動で入店客数が軒並み30%~40%増となった。
 反動要因のほかにも被災地支援イベントなど趣向を凝らした催事が、積極展開され店頭は賑わいを見せたことによる。
 衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目は、全国同様、衣料品、身のまわり品、雑貨、家庭用品、食料品の全品目が49ヶ月ぶりのプラス、雑貨と食料品も2ヶ月連続のプラスとなっている。
 

[ 2012年4月17日 ]
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