アイコン テルモ/オリンパスに現実的な統合提案

テルモは、オリンパス株を以前から所有しているが、オリンパスにこのたび、現実的な提案を次の通りした。オリンパスの優位性は今では内視鏡など医療分野で あり、カメラ分野は大赤字。ペンタックスの旭光学がそうであったように、優位性のない分野は淘汰される運命にある。優位性を既になくしたソニーとの連携に より、ソニーの救命策を探るより、テルモの提案はより現実的なものと思われる。

オリンパスのカメラ分野の荒療治が必要になるかもしれないが、時代の流れであり、逆らうことはできない。
世界でも優位性のある分野をさらに伸ばすことが今の時代、次の時代にとって賢明な方策と思われる。GEがそうであったように、あるように。

テルモは、現在、オリンパス社に対して、500億円の資本提携と将来の共同持ち株会社の設立に向けた統合協議委員会(仮)の立ち上げを提案した。
この統合が実現すれば、グローバル医療の潮流である低侵襲治療において、世界で伍していけるリーディングカンパニーになれると考えている。
また、日本の医療機器市場は、輸入超過が続いており、貿易赤字は拡大の一途をたどっている。

その原因は、特に治療機器の大半が輸入品で占められていることにある。
このような状況の中、両社の技術融合により、日本発のイノベーションを起こすことで、日本の産業活性化にも貢献できるものと考えている。
今回の統合提案は、オリンパス社が各分野において、他社と最適な事業・技術提携ができる内容となっている。

なお、本件については、当社よりオリンパス社に対して提案している段階で、この提案についてオリンパス社との間で合意した等の事実はない。
今後、本件に関し、新たに開示すべき事項が発生した場合には、速やかに開示するとしている。

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画像診断装置は含まず
統合すれば6位に浮上
MPO Magazine (2011/7)
 
[ 2012年7月26日 ]
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