アイコン 五島のヤブ椿が国の「つばき特区」に指定される

ヤブ椿日本一のつばきの本数を誇る五島市と新上五島町が、つばきを生かした地域の活性化を図る国の総合特区(規制緩和や財政支援)の指定を受けた。
長崎県の五島列島などにはヤブ椿が、約900万本と日本一の本数を誇る自生のつばきが原生しており、椿油の生産量も東京都(伊豆大島)につぎ全国第2位、昭和30年代まで薬品の原料にも使用され、当時は五島産が日本一の生産量を誇っていた。

五島では、健康にも美容にも良いつばきを再度見直し、日本一のつばきの島にしようと、今年3月に国に申請、7月25日特区に指定された。

特区の指定によって、所有者のわからない土地のつばきの実を採集する際の規制緩和などが行われるほか、年間、最大で5億円の財政支援を受けることができる。

五島市などでつくる協議会は、特区の指定後の取り組みで、4年後の平成28年度末までに自生つばきの実の利用率を現在の5倍の7%に、また、つばき油の生産を現在の5倍の100キロリットルに増やすことをめざす。(国からの助成金は、天下りの給与や地元実力者の懐に消えないような監視体制が必要か)

椿の学術名は「カメリアジャポニカ」、椿は日本固有の植物。椿油が歴史に残るようになったのは、今から約1200年前平安時代の初期に食用、灯用、化粧用、不老不死の薬として珍重され、遣唐使による唐への贈り物としても用いられたことによる。
 椿油の特徴は、オレイン酸含有量が主要成分脂肪酸の80~90%含まれており、他の植物油に比較してもオレイン酸含有量が多く、またオリーブ油(80%前後)と比較しても優れている。
オイレン酸は、血液中の善玉コレステロールを減少させずに悪玉コレステロールを減らす効果があるとされ、その食味性にも優れ、健康的にも優れ、皮膚からも吸収されやすいとされている。

地元の父ちゃん母ちゃんで頑張っている椿油の「今村製油所」のホームページ
2010年3月16日JC-NETにて紹介(再紹介)
http://imamura-camellia.p2.bindsite.jp/


 

[ 2012年8月 6日 ]
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