アイコン 辻本豪三元京大教授の「預け金」はメド城取に3億79百万円以上?

京都大学の物品調達をめぐる汚職事件で、逮捕された京都大学大学院薬学研究科の元教授、辻本豪三容疑者(59)が、研究費を不正にプールしていた「預け金」は、少なくとも1億円を超えていたと報道されている。

辻本元教授は、研究費を不正にプールする「預け金」の管理を木口容疑者が経営する㈱メド城取に任せていて、その額は少なくとも1億円を超えているという。
「預け金」の管理は、㈱メド城取が、裏帳簿を作って行い、辻本元教授が東京にある国立成育医療研究センターに勤務していた10年以上前から続いていたとされる。
東京地検特捜部は、長年にわたって癒着の関係があったものとみて実態の解明を進めていると報道されている。

当初から、JC-NETで報道している通り、(株)メド城取の裏帳簿か表帳簿か関係なく、(株)メド城取が、民事再生を申請した昨年10月14日、その申請書に債権者として国立成育医療研究センター(病院、東京都世田谷区大蔵2-10-1)が、3億79百万円もの債権者として記載しており、その債権が国立成育医療研究センターの「預け金」でないことは明白になっている。
そのことは、先般も国立成育医療研究センターにJC-NETで取材して記載したとおりであり、国立成育医療研究センターにとっては寝耳に水の債権、一切、国立成育医療研究センターの帳簿には債権として計上されていない代物である。

辻本豪三元教授が、私的に「預け金」として裏で管理させていたものが、(株)メド城取の破綻により、表に出てきてしまったことから、「玉手箱を開けたメド城取」として、先般記載したものである。
今回の1億円報道では、この1億円が国立成育医療研究センターの債権として記載された3億79百万円に含まれるのか、別に存在するのか(現実には時効の問題もあり、大きな違いが存在する)、結果、「預け金」が3億79百万円なのか、4億79百万円なのかの違いだけである。
こんなに「預け金」があれば、辻本元教授が述べている通り、カード使用代も旅行代など600万円を「預け金」から使用していたという認識でも全くおかしくはない。ただ、辻本元教授が、公ではなく私的に「預け金」を行った時の勤め先は、国立病院の国立成育医療研究センターであり、国立の京都大学である、そのため、この「預け金」(国立成育医療研究センターにも、京大にも全くその存在は報告されていない・・・JC-NETで立証済)を使用していたことは、公金横領罪が(最大、預け金全額=3億79百万円以上)適用されよう。

また、(株)メド城取の受注に際して、何らか手心を行っていれば、「預け金」は(株)メド城取において、経営の運転資金として利用されており、総じて贈収賄事件と判定できよう。
特捜も時効との兼ね合いがあろうが、公金横領、贈収賄事件の両面から追求しているものと思われる。

[ 2012年8月 6日 ]
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