ドイツ自動車工業連盟（ＶＤＡ）は、９月の販売減について、労働日数が前年９月に比べ２日少なかったことや、スペインでの付加価値税引き上げが響いたとの見方を示した。
自動車業界調査会社のＲＬポークは「債務危機をめぐる問題がドイツにも影響を与えている」として、西欧における２０１２年の新車販売台数は１００万台減少して１,１７６万台にとどまるとの見通しを示した。２０１３年については「ＥＵの問題が落ち着いたとしても」（１,１６３万台に）若干減少するとの見方を示した。

９月のブランド別販売状況は、これまでシェアを伸ばしてきた
トップのフォルクスワーゲン（ＶＷ）が▲１３．８％減少。シェアも落とした。
２位のフォードが▲１５％減
３位のオペルも▲１６％減少
ルノーの販売台数は▲３３％近く落ち込み、フランスメーカーとしてのトップの座をプジョーに譲った。プジョーは欧州で４位に浮上した。

韓国の現代自動車と起亜自動車は、ウォン安による低価格、デザインも気に入られ、困難な市場環境の中、販売台数が３～４％増加させた。以上、参考：ロイター記事

　韓国勢の自動車が優秀なのは、日本の主要部品（納材）や技術（ヘッドハンティング）が大量に入っているためであるが、デザインは、世界の一流プロダクトデザイナーを起用したり、欧米メーカーからヘッドハンティングしたりして、今やどこにも負けないデザインを提供している。
それにしても韓国勢の自動車では、大量リコールなど発生しておらず、日本勢は、技術置いてきぼりの新車ラッシュの後遺症からかリコールを繰り返しているのとは大きく違って来ている。
　以前と違い、輸出好調で銭を貯め込んだ韓国勢の車に、その死角＝化けの皮はないのかもしれない・・・。