アイコン 韓国3度目の正直 羅老(ナロ)号の打ち上げ成功 裏には側近特赦

羅老(ナロ)号

30日午後4時、羅老宇宙センター(全羅南道)のロケット発射施設で、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)が3回目(過去2回失敗)の打ち上げで成功を果たした。
 羅老号は、2009年8月と2010年6月にも打ち上げられたが、いずれも衛星の軌道投入に失敗している。ロケット1段目はロシア製であり、ロシアとの契約上、今回の打ち上げが、最後のチャンスとなっていた。

今回も当初2012年10月26日に発射が予定されていたが、直前にロケットシステムを制御するヘリウムガスを注入する際に漏れが見つかり、打ち上げを延期していた。
 一段目のロケットを製作しているロシアとの協議で、11月29日に打ち上げが計画され、発射台取り付けられたものの、2段目のロケット(韓国製)に問題が見つかり、カウントダウンが中止されていた。こうしたことから2つの3度目の正直が重なっての成功となった。
 12月12日には、北朝鮮がロケット発射を成功させ、韓国は世界で10番目のロケット開発国(「10大宇宙クラブ」入り・・・勝手に述べているだけ)になる夢が潰えたとして非常に悔やんでいた。

<計算づくの絶妙のタイミング>
 李昭博は29日、贈収賄などで逮捕された側近の犯罪者55人を特赦することを決定した。李は、国民の側近赦免批判が、末期症状ながら鉾先が自らに向けられないよう、「羅老(ナロ)」の打ち上げを30日に決定したものと思われる。
もしも、ロケットが失敗していたら、特赦に対する批判が李に殺到しようが、今回めでたく成功したことで、韓国国民は、朴次期大統領も大反対している側近赦免(特赦)を忘れ去り、マスコミに先導され、念願の発射成功に大騒ぎすることになった。

[ 2013年1月30日 ]
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