10月の全国百貨店売上高▲2.4%減/日本百貨店協会
日本百貨店協会が発表した10月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象86社・249店舗)の売上総額は約4955億円(前年同月比2.4%減)となり、6ヶ月連続のマイナスとなった。
6ヶ月連続の前年同月比マイナスであるが、休日が2日減少(前年同月比で日曜・土曜各1日減)したことを勘案すれば、ほぼ前年並みに推移したと分析できる。
10月は中旬まで全国的に気温の高い日が続いた影響で、重衣料を中心とした主力の衣料品が低調に推移したほか、前述の休日減などの影響から入店客数も伸び悩んだ。
月の後半からは気温低下に伴い秋冬物衣料が盛り返したほか、前月同様、改装による新ブランド効果が背景にある化粧品のほか、高級時計や宝飾品等の高額商材も引き続き堅調であったが、10月の商況全体を押し上げるまでには至らなかった。
地区別では、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の10都市売上動向は1.7%減で2ヶ月ぶりのマイナス。
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の地区別売上動向は3.6%減で7ヶ月連続のマイナスとなった。
衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、7月以来3ヶ月ぶりに全品目がマイナスとなった。
<百貨店地区別売上高>
10月百貨店地区別売上高 単位/千円
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売上高
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店舗数調整後
|
店舗数調整前
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全国総合計
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495,596,121
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-2.4
|
-3.0
|
10都市合計
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323,882,715
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-1.7
|
-2.1
|
札幌
|
12,644,064
|
1.3
|
1.3
|
仙台
|
7,216,958
|
-0.3
|
-0.3
|
東京
|
122,648,151
|
-1.5
|
-2.2
|
横浜
|
28,601,017
|
-1.7
|
-1.7
|
名古屋
|
30,113,731
|
-2.5
|
-2.5
|
京都
|
19,719,349
|
-1.6
|
-1.6
|
大阪
|
63,269,196
|
-2.3
|
-2.3
|
神戸
|
13,238,034
|
0.8
|
-3.9
|
広島
|
11,053,403
|
-4.4
|
-4.4
|
福岡
|
15,378,812
|
-2.4
|
-2.4
|
10都市以外の地区計
|
171,713,406
|
-3.6
|
-4.6
|
北海道
|
3,068,126
|
-0.7
|
-0.7
|
東北
|
9,099,593
|
-3.9
|
-3.9
|
関東
|
81,306,157
|
-4.1
|
-6.1
|
中部
|
13,305,409
|
-6.9
|
-6.9
|
近畿
|
16,903,811
|
-1.3
|
-1.3
|
中国
|
12,204,755
|
-2.5
|
-2.5
|
四国
|
9,215,619
|
-4.5
|
-4.5
|
九州
|
26,609,936
|
-2.3
|
-2.3
|
[ 2012年11月21日 ]
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