(株)フィルアップ/南島原市深江町の廃校に開発拠点設置
東京港区のIT企業(株)フィルアップ(港区六本木6-1-24 ラピロス六本木10F、代表:佐々木善浩)は、長崎県南島原市深江町5143番地にある木造の廃校(旧小林小学校山の寺分校)を、「南島原ITメディアリレーションラボ」として再活用することを決定した。
(株)フィルアップは、ネットワークソリューション事業、システムソリューション事業、Webソリューション事業、システムエンジニアリング事業などITインフラ事業を手掛けている。
(株)フィルアップのほか協力企業2社も参加する。3社はシステム開発の技術者を数ヶ月交代で南島原に出張させ、システム開発に従事させる。同社では、自然に囲まれた環境で仕事をすることで作業効率を上げ、ストレスを軽減させることが目的という。
「南島原ITメディアリレーションラボ」では、常時3人程度の技術者が東京から交代で勤務。県内からも技術者を今後採用予定。正社員は2015年度までに10人程度、見習い社員も年3人程度雇用し、正社員への登用も検討するという。
通常のシステム開発業務のほか、島原半島の農水産物を紹介する地域紹介サイトや生産者のデータベースづくりなどを計画している。地元住民を対象としたITセミナーも開催するという。
校舎は1957年に建設された木造平屋建、延床面積約129平方メートル。2004年3月の廃校後も地元住民が、建物や芝生を手入れして、良好な状態が保たれている。
年間の賃料は約10万円。
IT産業が今では集積したシリコンバレーも昔は何もなかったところ。そのため広々とした環境の中でIT開発が行われ、世界をリードし続けている。全国の廃校を積極的にこうした事業者は活用すべきだろう。
若い人たちが過疎化したこうした町や村で仕事することにより、高齢者も若返る。
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント