アイコン 沖縄総合事務局南部国道事務所、北部国道事務所/談合情報17件 開札延期

南部と北部 国発注工事 総事局、聴取へ
 沖縄総合事務局南部国道事務所と北部国道事務所の2013年度発注業務で、複数の談合があるとの情報が9日までに沖縄タイムスに寄せられた。情報を受け同局開発建設部は同日、落札業者を決める開札の手続きを延期した。談合情報は少なくとも15日開札の事業まであり、これらの事業の入札、開札も延期に。両事務所は国土交通省が定めた談合情報等対応マニュアルに基づいて、入札業者などへの事情聴取に入る。

 談合情報は南部発注業務が9件、北部発注7件、北部ダム統合管理事務所発注が1件の合計17件で、1度の情報としては異例の数に上った。
 それぞれの事業の落札予定者として、建設コンサルタント業の企業名が具体的に伝えられた。同局は情報提供があった後、公正入札調査委員会を開き、入札、開札の延期と、事情聴取に入ることを決めた。

この日、開札延期になったのは、沖縄西海岸道路関係の測量設計業務、両事務所管轄道路の安全対策や設計業務の3件。10日開札予定だった3業務の入札は終えており、開札は延期した。11~15日開札の6業務は入札、開札とも延期し、日程が決まっていない事業についても延期の方向。

情報提供者によると、発注者から入札参加の指名を受けた業者らが「研究会」と称して集まり、受注業者をあらかじめ決めているという。指名業者は2月末から3月にかけて業者間で協議していた可能性がある。

開発建設部は「これほど多くの談合情報は異例。(入札者などへ)事情聴取で談合の有無を確認したい」とした。

[ 2013年4月11日 ]
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