アイコン JR九州/黒崎駅を建替えへ 安川電機ロボット村を市民へ開放

北九州市が鳴り物入りで黒崎駅に建てた商業施設「コムシティ」、完成後2年もせず閉館し、やっと今月10年ぶりに市が再オープンさせた。
新日鐵が、本社を東京に移してから、寂れるばかりの新日鐵八幡の黒崎であるが、コムシティの再オープン、今度は、黒崎駅が建え替えられ、線路間の陸橋も造られるという。

北九州市とJR九州が、2018年度までをめどに黒崎駅(北九州市八幡西区)の建て替えを計画している。駅北側には、安川電機が開発技術を紹介しようと「ロボット村」と呼ぶ事業所を15年から一般開放する予定であり、駅の南北を結ぶ歩道橋も新設される。市の副都心・黒崎のにぎわい作りが一層進む。

 JR九州は今年度から駅舎の実施設計に入る。歩道橋は幅8メートルで、17年度までの完成を目指す。総事業費は30億~40億円となる見通し。ロボット村と、駅南側に集中する商店街の回遊性を高める。

 北九州市とJR九州と安川電機の3者は昨年2月、同駅一帯の活性化に連携して取り組む協定を締結。1984年に完成した現駅舎は老朽化が進んでいた。

 北九州市は先般、市の人口が最低を記録したと報じられていた。北九州市は工業都市であるため、商業施設の日中の集客が限られ、多くの商業施設を望むことができない事情もある。また、交通の便が、車にしろ列車にしろ昔より格段に良くなったことから、かき入れ時の休日などの買物客は福岡へ流れてしまっているのが現状であり、人口減に歯止めがかからなくなっている。
 しかし、小倉駅北口には、アパマンショップがサブカルチャー施設「あるあるCity」を開業させ、ビル内には市営の漫画図書館や吉本興業の常設劇場もありHKTも出演している。北九州市も少しづつ変わろうとしているが、逆に商業都市としてそれに甘んじ、うつつを抜かしているのが、売れないアイランドシティで箱物行政を取り続ける福岡市である。
 

[ 2013年4月13日 ]
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