アイコン 大豊建設/3月決算 増収だが赤字拡大 受注状況付き

大型土木工事をとく意図する同社は、建築工事を強化、現在では半々の売上高となっている。
同社は当期について、1、土木事業は、売上高は525億89百万円(前期比4.5%増)、営業利益2百万円(前期比▲99.8%減)となった。
2、建築事業は、売上高は562億40百万円(前期比19.1%増)、営業損失▲6億48百万円(前期は営業損失▲7億24百万円)となった。
3、その他の事業は、売上高は39億10百万円(前期比7.0%増)、営業損失▲1百万円(前期は営業損失0百万円)となったとしている。

やはり、協力業者の労務費や資材高騰が利益を抑えてしまっているようだ。

これまで、建設会社や建設労働者は市場規模からして多すぎるとして、国策により減らしてきた。しかし、東日本震災の復興工事では、工事の発注が多発する見込みから労務費が高騰、おまけに資材まで高騰して、宮城県では、復興工事の入札者さえ現れないようになった。やっと予算単価が上がったが、職人さんの逼迫状況は変わらず、ゼネコンに利益が出る期待は薄らいでいる。 
物価を上げることを至上命題にしている政権であり、公共工事の予算を現状に即して抜本的に見直すべきだ。そうすれば連れて民間工事の予算も上昇する。物価も上がる。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
120,978
2,261
1,706
624
11年3月期
116,564
1,283
867
490
12年3月期
101,179
591
276
-499
13年3月期
112,740
-633
-411
-2,629
13年期/12年期比
111.4%
 
 
 
14年3月期予想
120,000
1,700
1,500
1,200
14期予想/13期比
106.4%
 
 
 
 
2013年3月期における受注状況と受注残高(前期比較)
 
平成24年3月期
平成25年3月期
 
 
 
受注高/百万円
受注高/百万円
増減率
土木
官庁工事
 
 
 
民間工事
 
 
 
合計
34,940
46,388
32.8%
建築
官庁工事
 
 
 
民間工事
 
 
 
合計
40,631
37,173
-8.5%
官・民・海・別
官庁工事計
47,120
49,181
4.4%
民間工事計
28,451
34,380
20.8%
国内受注計
75,571
83,561
10.6%
海外土木
 
 
 
海外建築
 
 
 
海外受注計
 
 
 
不動産事業
 
 
 
その他
 
 
 
受注総合計
75,571
83,561
10.6%
2012年と2013年3月期末受注繰越高(残高)
受注残高
土木
52,082
61,951
18.9%
建築
43,457
40,783
-6.2%
海外
 
 
 
不動産事業
 
 
 
受注残高合計
95,539
102,734
7.5%
 
[ 2013年5月11日 ]
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