アイコン レオハウスのナック/化粧品通販会社JIMOS(福岡市)を買収

レオハウスや宅配水のクリクラ事業などを手掛けるナックは10日、今度は化粧品通販会社を買収すると発表した。
  買収するのは、大きな通販会社が数多くある福岡市に元々本社を有し、2004年にはジャスダックに上場していた化粧品通販会社のJIMOS(福岡本社、福 岡市博多区冷泉町2-1 博多祇園M-SQUARE 7F、代表:田岡敬(マッキンゼー出身))、2006年には東京のIT企業サイバードと経営統合、サイバードホールディングス傘下となっていたが、サイ バードホールディングス(現在、東京都渋谷区猿楽町10-1 マンサード代官山、代表:堀主知ロバート)も2008年3月MBOにより、上場を廃止していた。

JIMOSは、統合前の当時、百道浜の急成長通販化粧品会社であったが、サイバードと統合し、すっかり目立たなくなったものの、現在でも30代女性を中心に23万人の顧客を抱え、2013年3月期の売上高は97億46 百万円、営業利益4億50百万円、経常利益4億30百万円、当期利益は2億53百万円、自己資本21億18百万円、自己資本率63.8%の優良会社である。以前とほとんど売上高は変わっていないが、利益もコンスタンスに計上しているようだ。

ナックのJIMOS株全株取得の価格は60億円。株式譲渡日は平成25 年7 月12 日となっている。
 ナックもなんやらかんやら忙しいものである。

なお、JIMOSはサイバードと2006年10月経営統合後、サイバードホールディングスの傘下となってからのサイバードHDの動きは、
2007年3月期 :78億3000万円の赤字決算 
2007年12月  : MBOを実施 投資会社ロングリーチグループの子会社として設立したCJホールディングスの子会社となる。
2008年3月  : CJホールディングスの完全子会社となり上場廃止。
2009年12月  : CJホールディングスを吸収合併 親会社がロングリーチ・キャピタル・パートナーズ1,L.P.となる。

ということで、買収資金の60億円は、サイバードホールディングスに一端収納され、同社の親会社である投資会社に還元されるものと思われる。
 それにしても2007年3月期に78億円の赤字とはいったい何だったのだろうか?
JIMOSを創業した小村富士夫氏は2007年6月、すべての役職からはずれ、2007年7月Jスタイル(福岡市中央区今泉1-12-23 西鉄今泉ビル4F)を設立して現在に至っている。
小林氏はサイバードを離れるに当たりお金にしていたのであろうか。

ナックも九州を代表する通販会社の一つキューサイをコカ・コーラウエストが買収、キューサイは好業績を納めているが、コカ・コーラにあやかりたいのだろうか?
 

[ 2013年6月11日 ]
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