アイコン 「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」世界文化遺産登録へ

文科省の文化審議会は8月23日の特別委員会で、長崎県などが2015年の世界文化遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を、本年度に国連教育科学文化機関(ユネスコ)へ推薦する候補に選んだ。
教会群は、国宝の「大浦天主堂」など県内12資産に熊本県の「天草の崎津集落」を加えた計13件で構成。
審議終了後、青柳正規文化庁長官は教会群について「キリスト教の伝来と弾圧、復活に至る歴史的な流れが集落の形成にきちんと反映した跡があることが大変評価された」と説明している。

ただ、内閣官房の有識者会議は、長崎県や長崎市を含む8県11市がかかわる「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域(仮)」の推薦を検討。各国の推薦枠は年1件に限られるため、2候補が競合すれば政府内の調整で絞り込み、9月末までに決着させる見通し。
内閣官房の有識者会議は27日、三菱重工長崎造船所の第3船渠(ドック)などの稼働資産を含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域(仮)」について、推薦の可否を検討する。
推薦が了承されれば、政府は教会群と産業革命遺産の2候補について、ユネスコへの推薦書(暫定版)の提出期限9月末までに関係閣僚会議などで1つに調整する。

なお、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」はユネスコの暫定リストには掲載されている。
 

[ 2013年8月26日 ]
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