9月の倒産件数 20年超ぶりの低水準 上半期も同様/東商リサーチ
東京商工リサーチが8日発表した9月の全国企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年同月比▲11.9%減の820件と、11ヶ月連続で前年同月を下回った。9月としては、バブル景気時の1990年の531件以来の低水準。
中小企業金融円滑化法の終了に伴い導入された「中小企業金融モニタリング体制」や、低迷していた中小企業向け貸し出しが増えていることが背景。
金融機関が、中小企業のリスケ要請に応じていることも影響して、2ヶ月連続で900件を割り込んだ。
一方、負債総額は同8.9%増の1,902億0,200万円と、3ヶ月ぶりの前年比増加だった。負債100億円以上の大型倒産が今年最多の5件発生している。
<上半期(年度)>
2013年4~9月の企業倒産は、前年同期比▲9.0%減の5,505件。
上半期としては5年連続の減少で、6,000件を下回ったのは1991年度(平成3年度)の5,244件以来、22年ぶりの低水準となっている。負債総額は、同▲0.5%減の1兆7,990億4,500万円。上半期としては、過去20年で最少。
負債10億円以上の大型倒産が、173件(前年同期は186年)と、1990年度の4~9月の105件以来の低水準となっている。
[ 2013年10月 8日 ]

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