9月の工作機械受注 円安でも外需不振 世界経済沈没影響
9月の工作機械は、アベノミクス効果や東日本大震災の復興投資などにより内需は、前年比35.9%増と大幅に増加している。しかし、業界筋は、消費税増税前の駆け込み需要ではないかと見ており、喜んでばかり入られない。
しかも、外需は、円安にもかかわらず、世界経済が欧州・中国など大経済圏の経済が沈没しており、同▲23.4%減と大幅な落ち込みを見せている。
外需は、1~9月累計でも▲20.2%の減少となっており、日本の外需依存体質もままならない状況となっている。
外需の前年同月比割れは12ヶ月連続。それも日本の自動車会社が海外工場を世界中のあちこちに建てており、その工場や関連工場向けの工作機械需要に頼るところが大きくなっている。スマホ等の精密加工機械の出番は訪れていないという。
ここまで外需が減少した場合、外需依存型の工作機械メーカーは、円安効果が相殺され、利益が出ないメーカーが多く発生する可能性もあり、今後、出揃う中間決算を注視する必要がある。
工作機械とは、旋盤、ボール盤、中ぐり盤、フライス盤、研削盤、歯切り盤、マシニングセンタ、ターニングセンタ、放電加工機などをいう。
9月の工作機械受注高/日本工作機械工業会
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/百万円
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9月
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前月比
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前年同月比
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今年累計
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前年比
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受注総額
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100,636
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106.4
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93.7
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805,315
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85.1
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内需
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42,121
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119.0
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135.9
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283,684
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97.0
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外需
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58,515
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98.9
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76.6
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521,631
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79.8
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[ 2013年10月10日 ]

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